ポジショニングはマーケティングの基本だからこそ市場の攻略に重要~ポジショニングマップの基礎知識を例も交えて紹介~ | ディープヴィジョン研究所

マーケティングにおいて、ポジショニングマップは基本と呼べるものです。競争の優位性と顧客のニーズを兼ね備えた独自のポジショニングを発見することは、マーケティングにおける戦略を考える上で重要な要素といえるでしょう。

こちらでは、ポジショニングマップに関する基本的な知識をご紹介しますので、参考としてお役立てくだされば幸いです。

ポジショニングマップとは?

クエスチョンマークを浮かべるビジネスマン

ポジショニングマップとは、自社の製品やサービスが競合他社よりも競争上優位に立てるポジションを見つけるための作業を、より効率よく行う手法のことです。このマップを作ることで、自社の立ち位置がはっきりとしたり、自社製品・サービスがターゲットとなる顧客に必要とされるものであるかを確認したりできます。

ポジショニングマップを使用せずとも、競合他社とは異なるポジションを見つけることは可能です。しかし、使った方が視覚的に理解しやすくなります。

ポジショニングマップの作り方~ポジショニングマップを作るための軸を構築するためのポイントを例も交えて紹介~

資料を確認する人

ポジショニングマップは、横・縦の2軸で構成されているマップです。こちらでは、その軸を作る上で重要となるポイントを例も交えて紹介していきます。

1. 購買決定要因をはっきりとさせる

マップを構成する横と縦の軸は、購買決定要因をはっきりとさせることで決められます。購買決定要因とは、ターゲットが商品を購入するために重要としている要素のことです。ターゲットが、どういったことを重視して購入のアクションを起こすのかを把握した上で、ポジショニングマップを作るからこそ、有効なマップとなるのです。

購買決定要因を、スマホを例に紹介します。

  • 商品の安さ
  • 利便性
  • 本体の大きさ
  • デザイン性
  • バッテリーの持ち
  • 画面の大きさ

2.購買決定要因をさらに絞り込む

大まかな購買決定要因を挙げたら、今度は自社がターゲットとしている人々が特に需要と考える要因を絞り込んでいきます。例えば、スマホを例に考えてみると「性能よりもデザイン性が大切」「バッテリーが長く持つ方が好ましい」などです。

3.競合他社との立ち位置を比べてみる

競合他社と自社がどのような立ち位置であるかを明確化しましょう。例として、自社と競合他社がスマホを扱っている会社だとします。互いの商品を比べてみると、自社は「美しいデザイン」「画面の大きさ」が他社より勝っているが、「商品の安さ」「バッテリーの持ち」などの面で負けてしまっているなどの立ち位置が明確化するはずです。

4.マップを作る

これまでで得た情報を基に、ポジショニングマップを作ります。まず縦と横の線を組み合わせて、+の形にします。そして、縦の線の上はデザインの良さ、下は商品のイメージ、横の線は右が操作のしやすさ、左が多機能性などの項目を設定していきましょう。

ポジショニングマップを活用するメリット~市場で勝つためのメリットがポジショニングマップにはある~

マーケティングにおいてポジショニングは基本であり、マップを作成することで様々なメリットが得られます。主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

ナンバー1の優位性を保てる

顧客にとって、各分野でナンバー1となっている商品・サービスは格別のものです。ナンバー1以外の商品・サービスは、どうしても印象が薄れがちです。競合他社と比べ、自社だけが強みとなる要素があれば、それは強力な武器として役立ってくれます。「この要素において私たちの商品・サービスはナンバー1です」とアピールができるポイントが見つかることが、ポジショニングマップのメリットの1つといえるでしょう。

他社との正面対決を防げる

ポジショニングマップを作成すると、競合他社と正面対決をせずとも戦える市場のポジションが見つかることがあります。同じ分野であっても、住み分けがきちんとできていれば、苦しい戦いをせずとも、一定の利益を得ることも可能です。

ポジショニングはマーケティングの基本だからこそ重視しましょう

マーケティングにおいてポジショニングマップの作成は、基本かつ重要なことです。ポジショニングマップを作成することで、厳しい競争を勝ち抜くヒントが見つかるはずですので、積極的な活用をおすすめします。

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ブランドを立ち上げる際に知っておきたいポイント

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