ブランドビジョン開発のポイントや役割・メリットを解説!
ブランド戦略を立てる上でのポイントとは?

ブランディングといっても、何から手をつけたらよいのか、お悩みの企業経営者、担当者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、ブランド戦略のポイントをご紹介。また、ブランディングに必要不可欠なブランドビジョンとはそもそも何なのか、ブランドビジョン開発のポイント・役割についても解説いたします。

ブランド戦略を立てる場合のポイントとは?

グラフとpointの文字

ブランド戦略を立てていく場合、次のようなポイントを意識する必要があります。

ブランドのテイスト、イメージに合わせた戦略

ブランド戦略は、顧客の頭の中にある「記憶」にどう作用するか、という戦略に他なりません。つまり「記憶のマネージメント」です。どのような認知経路を経て、ブランドを認識させ、体験させるかを設計することが必要になります。ブランドのテイスト、狙うイメージに合わせて顧客の認知体験を設計することがブランド戦略を立てる大前提です。

価格設定は戦略そのものである

ご存じのように、ブランド構築によりブランドへの安心感や信頼感が育まれれば、多少価格が高くてもお客様は迷わず購入します。その前に考慮すべきは、価格そのものにブランドの市場でのポジションを創造する効果があることです。お客様は高い場合は、その価格そのものから「良い商品・サービス=良いブランド」という連想を育みます。プレミアムビールなどが良い例でしょう。わずか10円、20円の価格差でユーザーは、プレミアム感を感じてしまうのです。価格設定は慎重かつ大胆に行ってください。

「リピーターを大事にする」には2つの意味がある

ブランドを成功させるには、リピーターの存在が重要です。リピート率が上がることでビジネスが安定する以上に、こうしたお客様はそのブランドの「ファン」として周囲にいる人、あるいはSNS上での発信などで、そのブランドのエバンジェリスト(伝道者)として無料の宣伝マンになってくれます。リピーターを大切に育てる戦略を構築していきましょう。

ブランド確立でビジネスの横拡大を狙う

ブランド戦略によって、ビジネスチャンスも広がります。メインブランドがしっかりと確立できてきたら、サブブランドを展開することが可能になります。いわゆるブランド拡張です。メインのブランドの価値を阻害しないように、逆に価値を補強するような展開ができればベストです。業務提携の機会が増えることもあるかもしれません。

ビジョンベースのブランド戦略で優秀な人材を確保

ビジョンをベースにしたブランド戦略を展開すると、そのビジョンに共鳴・共感した人材がスタッフとして集まるようになります。多くの方に「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなブランドになると、優秀な人材、特異な能力を持った人材を確保しやすくなります。ブランドの確立とともに、採用サイトの充実などを図るとよいでしょう。

ブランドビジョンとはどんなものか

ブランドビジョンとは、ブランドの目指す姿やあるべき未来の姿を明文化したもので、ブランドを支えるスタッフすべての目標となるものをいいます。現状を認識し、以下の3点を柱に描いたのがブランドビジョンです。

  • 根底にある考え方や価値観
  • 強い意志
  • あるべき未来の姿

また、ブランドビジョンは、顧客だけでなく、投資家、ブランドに関わるすべての方にとって、価値あるものとして描かれていることが大切です。

ブランドビジョン開発のポイントはどこにあるのか

会議するビジネスマン

ブランドビジョン開発には、3つのポイントがあります。

強い意志とリーダーシップのもとに創り上げる

ブランドビジョン開発に欠かせない大事なポイントの1つは、企業としての確固たる強い意志を持つことです。現在叶えたい理想、目指したい未来の企業の姿を思い描き、実現するには意志の力と強いリーダーシップが必要です。

独りよがりでない顧客目線の社会性

ブランドビジョン開発には、確固たる強い意志が必要なのは確かですが、それが独りよがりでは誰の共感も得られません。企業本位の独りよがりな使命感を振りかざしても、顧客がそれを望んでいなければ離れていきます。従業員すら、ついて来ないこともあるでしょう。

企業がどのように社会から受け入れられ、協調していけるか、企業本意でない顧客目線の公共性や社会性も、ブランドビジョン開発に欠かせない大事なポイントです。

イメージしやすく、かつ実現するための具体性

理想を語ろうとすると、どうしても抽象的な表現になってしまうことが多いですが、それではブランドビジョンとしては物足りないといえるでしょう。

実現のための具体性を織り交ぜることで、オリジナリティの高いブランドビジョンにつながります。現状を認識し、自社の最大の強みは何なのか、何を武器にどう成長しようとしているのか。そうした前提を消化できているかどうかが、ブランドビジョン開発にあたっては重要なポイントです。

社外向けだけのものではない!ブランドビジョンの役割・メリット

ブランドビジョンには、顧客など社外に向けての役割と、従業員など社内に向けての役割があります。

顧客など社外に向けての発信

ブランドビジョンには、まず顧客など社外に向けて、自社がどのような理念を持つ企業なのかを発信し、共感を得るという役割があります。ブランドビジョンへの共感が得られると、長く付き合えるファンが増えることが期待できます。そうすると、新商品や新サービスの展開の際にも、好意的に見てもらえるようになります。

従業員など社内に向けての共有

ブランドビジョンにはもう1つ役割があります。それは、社内に向けての共有です。従業員など社内の仲間に向けて、企業としての使命や目指している姿について共有することで、動く方向を一致させ、力を結集させることができます。また、明確な未来像を提示することで、従業員のモチベーションにもなっていきます。

ブランドビジョン開発の際にはまず専門家に相談しよう

この記事では、ブランドビジョンとはそもそも何なのか、ブランド戦略を立案する場合のポイント、またブランドビジョン開発の際のポイントや役割・メリットについて解説しました。ブランディングにお悩みの企業の方は、ぜひとも参考にしてください。必要であれば、まずはブランディングの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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会社名
株式会社ディープビジョン研究所
Deepvision Lab ltd.
設立 2017年9月20日
代表者 江上 隆夫
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