ブランド・コンサルティングのことならお任せ！企業ブランドの構成要素とは

代表的な構成要素は、「価値」「経験」「ビジョン」「カルチャー」「イメージ」です。最初にこれらの現状把握と目指すレベルを決定することで、アクションを起こしやすくなります。

まず、「価値」は企業の価値観を指します。企業がどのような考えを持って、経営を行っているかを明確にします。

「経験」は、顧客に商品やサービスを通じて、どのような経験をしてもらいたいのか、ということです。

「ビジョン」は、企業が「経営を通して社会に対して実現したいこと」を指します。また「カルチャー」は企業文化のことです。

「イメージ」は、顧客からどのような企業として捉えられたいかを表す項目となります。

これら5つの構成要素を把握することは、自社の利益追求だけでなく、世の中に貢献できる方法を明確にする目的があります。

たしかにブランディングは最終的には売上に直結します。それ以外にも、ブランドの効力を活用して、私たちが抱える多くの問題解決に尽力できるメリットも併せ持っています。

例えば、健康食品を扱う企業が自社ブランディングを目指す際に、「購入者の健康維持はもちろん、環境問題にも配慮したい」と考えたとします。

この場合、健康維持に役立つ商品作りのほか、パッケージを環境に配慮した仕様にすることを同時に行ったとします。その結果、購入者は「自分の健康を保ちながら、環境にも配慮できる」という付加価値が感じられるようになります。小さくとも付加価値を見いだせるようになると、競合他社との差別化の一助となり、ブランディングが一歩前進するわけです。

また、IT企業の場合は企業規模を問わず、技術力での差別化が難しい傾向にあります。その場合は、IT企業として培った基盤を軸に、横展開した新事業ブランドの立ち上げも可能になります。例えば、IT企業で習得した知識やスキルを活かし、SEの転職コンテンツの立ち上げが挙げられます。IT企業で働く人々の実体験をもとに、同業種でよりよい転職を目指すための事業へと発展させることが可能です。

このようにブランド戦略の際に構成要素を明確にすることで、柔軟なブランド戦略やブランディングが可能になります。

また上記の5つ以外にも、「戦略的意図」や顧客からの「信頼」、そして企業が社会に対してどのように役立っているかを示す「社会的責任」、企業がどのくらいの力を持っているかを表す「能力」も構成要素に含まれます。

すべての項目に共通していえるのは、「現状を把握し、どのような目標を目指すかを明確にする」ことです。利益を上げることだけを目標にするのではなく、社会に貢献する一員として「自社ならではの“できること”」を高めることで、ユーザーにとって、かけがえのないブランドを目指すことが可能となります。

ブランド戦略の成功には、「価値」「経験」「ビジョン」「カルチャー」「イメージ」の5つの構成要素が必要不可欠です。

自社の現状を把握した上で、目標とするビジョンまでの道筋を立てることが大切となります。しかし、ブランディング経験が少ない、知識やノウハウを身につけていない場合、この構成要素を組み立てるだけでも難しいと感じるでしょう。そのような場合は、ブランド・コンサルティングの活用を検討しましょう。ブランディングを成功させるために必要なサポートを的確に受けられます。

株式会社ディープビジョン研究所は、食品から化粧品、ファッションやIT企業、デベロッパーなど多くの分野でのブランディング実績があります。30年以上もの間、ブランディングや広告制作に携わり、豊富な経験、ノウハウを持っていますので、各企業に応じた最適なブランディング手法の提案が可能です。

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