2020年8月11日

「日本」というブランドの研究

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

こちらのコラムは読んでいただけましたか。

「中国」というブランドの研究

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上が、我が国、「日本」を
ブランディングの視点から語ります。

それでは、早速。

 

 

先日のこちらの記事では、中国の製品に
くっついている
ブランドイメージについてお伝えしました。

中国は、残念なことに
そのテクノロジーの
最先端具合と、国のイメージが
合致していません。

致命的な違いではありません。

けれど、ブランドとして
考えるとボディブローのように
効いてくる違いです。

たぶん、その違いは
国の勢いが落ちた時に
相当響いてくることになります。

共産党政権が
そこまで見通しているとは
思えないし。

パワーとしては一流国になるでしょう。

しかし、文化も含めた
国のブランド、魅力度としては、
いまのままであれば、このままの状態で
終わるのではないでしょうか。

覇権国は基本的に
世界中で文化とともに
受け入れられてきました。

アメリカは
1920年代以降、独自の文化により
(ヨーロッパのデフュージョン版として)
世界中に影響を与えました。

それは自由と民主主義という在り方や
新しい活力のある文化が魅力的だったからです。

 

日本が鎖国時代、
オランダ、蘭学を許可したのも
オランダが、当時の世界の
覇権国だったからです。

つまり、国として
超ブランドだったのです。

ターヘル・アナトミアが
解体新書として訳されたのは
必然なのです。

では、この、いまの
日本はどうなんだろう。

どうなんでしょうね。

少し喜ぶべきは
国のブランドとしての日本は
現時点で世界NO.1です。

Future Brand Country Index
https://1ovely.com/country-index/#2019_Future_Brand_Country_Index

その記事
https://1ovely.com/country-index/

これは米国ニューヨークに
拠点を置くブランド・コンサルティング会社が
行っている調査で、

5年ごとに各国のブランドイメージを
ランキングにしていて、
2019年度の調査は8回目。

 

国をブランドとして評価した場合、
各国のブランドパワーが
世界的に見てどのような優位性を持つのか。

これを様々な指標を
用いてランキング。
75ヶ国を順位づけています。

日本は2019年は
75か国中、第一位。

立派なものです。

5年前も首位です。

アメリカは
7位から12位に後退。
トランプさんのお陰ですね。

国のTOPが
〇〇(自主規制)だと、
こうなるのです。

トランプパワー炸裂です。(笑)

 

日本が、
なぜブランド力が高いのか
についてもまた話しますね。

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!