2021年7月8日

チャーチルの民主主義に関する名言を裏取りしてみた

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
ウィンストン・チャーチルの名言からお伝えします。

それでは、早速。

 

 

よくあることなのだけれど、
ネット上で見かける情報の出所を
探していく。

原典を当たる。

WEBリサーチだから限界はあるけれど
ともかく原典を当たる。

そうすると、その情報、
文章や言ったことがどこにもない。

・・・ということが起こるのですね。

昨日、ちょっとした必要があって、
ウィンストン・チャーチルの
民主主義に関する名言の裏取りを行った。

以下のものです。

これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、
またこれからも過ちと悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。
民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。
実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。
これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。

-ウィンストン・チャーチル 下院演説 (November 11, 1947)
https://ja.wikiquote.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9

その抜粋文(英文)
https://winstonchurchill.org/resources/quotes/the-worst-form-of-government/

その原文全文(下院での議論全文)
https://api.parliament.uk/historic-hansard/commons/1947/nov/11/parliament-bill

そうしたら
206行目~209行目にありました!
抜粋文そのままに。

今回は当たり!です。

うちの有料機械翻訳だと以下の翻訳に。

「多くの政府形態が試されてきたし、
これからも罪と災いのこの世界で試されるだろう。
誰も、民主主義が完璧であるとか、
すべてが賢明であるとかいうことはない。
実際、民主主義は、時折試みられてきた
他のすべての形態を除けば、
最悪の政府形態であると言われています。」

さすがに
翻訳はウィキの方がこなれて
チャーチルぽくって良いですね。

英語はぜんぜん得意じゃないけど、
翻訳サービスとかを駆使すれば
世界中のほとんどの情報は裏取りできます。

わたし、少しシツコイです(笑)

ネット情報は
ほんとにいい加減なものが多いので
本を書くとか、何か情報を発信するときは
十分ご注意ください。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

ブランドは突き詰めると
「希少性」にたどり着きます。

ぜんぶがブランドという状態が
成り立つのか?と考えることがあります。

つまり、みんな違って、
みんないい、という状態です。

ビジネスで言えば、
全員が幸せ、という状態です。

でも、ふつうに考えて
これは成立しません。

ブランドは価値の優劣の競争です。

希少性とは、その競争で
手に入るものだからです。

そして、この希少性、
私たちが生きていくのに
「必要でないもの」ほど、
それを身にまとうことができます。

生きていくのに絶対に必要なものは
基本的にブランド化できないのです。

不思議ですよね。

ここに人間が認識する
価値のパラドクスがあります。

不要なものほどブランド化でき、
必要なものほどブランド化できない。

今週のヒマラヤは
そういうブランドの根源って
何なのだろう?

という時々ぼんやりと
考えていることを話しています。

今週のヒマラヤFMは
第198回 ブランドの希少性と幻想性について
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/140847763

先週のヒマラヤFMです!
第197回 こんな場所に日本列島があったから、日本人の創造力は生まれた!?
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/140409355

 

次回の更新もお楽しみに!