2020年8月13日

長崎の精霊流しは開催するようです

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上は、
お盆休みをいただいていおりますが、
今年の帰省をあきらめたそうです。

今日のコラムでは、故郷への
思いを馳せながらお伝えします。

それでは、早速。

 

 

今年は、帰省を諦めました。

高齢の親族が多く、
コロナのリスクを避けるためです。

 

お盆はしっかり行うのが
わが家のしきたりで。

門灯籠と、水と柄杓を玄関に、
仏壇前の灯籠を置き、
いつもと違う一汁三菜のお膳を
仏壇に供えて3日間を過ごします。

 

今年は残念ながら実家近くに住む
妹家族に託すしかありません。

 

お盆はもともと「盂蘭盆」
(うらぼん)の略語です。

その語源を調べると
サンスクリット語の
「avalambana」の転訛した
「ullambana(ウラムバナ)」
という説があります。

 

この言葉は、
手足を縛ってさかさまにつるす
という意味らしいのですが(笑)

なんで、これが先祖を供養する
「お盆」に転じたのかは
よくわかりません。

もう一つの語源は
イラン語の死者の霊魂「urvan(ウルバン)」
だという説。

イラン系の人々がその昔中国に進出し、
「ウルバン」が収穫祭や仏教の習俗と合体して
お盆になったと。

 

いずれにしても
先祖にまつわる供養事であることは
確かです。

 

子どものころ、
私が住んでいた長崎五島列島の町は
お盆の3日間だけは夜じゅう、
墓地がすごい状態になりました。

なぜなら、墓地の墓という墓の前に
いくつもの灯籠がともり
物凄い数のそうした灯籠と先祖参りに訪れる人で
夜の遊園地のように賑やかだったからです。

お盆というと、あの明かりだらけの光景と
子ども心にわくわく、興奮していたことを
思い出します。

 

リスクはあるでしょうが、
今年も8月15日に長崎市では
伝統行事の精霊流しが開催されます。

 

イメージと違って
爆竹が傲然と鳴り響く
騒々しい先祖送りです。

なにせ花火代(つまり爆竹代)
1日で100万円という
先祖送りの家もあるくらいなので(笑)

これ、ウソじゃないです。

長崎市出身の知り合いがいたら
聞いてみてください。

観にはいけませんが
開催するとのことを聞いて
少しホッとします。

どうか良いお盆休みを。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!