2024年3月2日

2050年の世界

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「2050年の世界」というテーマでお話しします。

 
それでは早速どうぞ!
 
 

「2050年の世界」という本を
読んでいます。
 
 
ヘイミシュ・マクレイさんという
イギリスのインディペンデント紙の
経済コメンテーターをやっている方が著者。
 
ほぼ25,6年後の世界が
どうなっているかを予測して書いています。
 
 
どのように世界が変化するか、
あるいは、どのような変化の方向が想定できるか。
 
そのため歴史的な大きな視点で
人口動態や経済や地域性、民族性をもとに
悲観的にも、楽観的にもならずに
中立的な筆致で書かれています。
 
 

マクレイさんは日本では
1996年に出版された
「2020年 地球規模経済の時代」
という本も書いていて。
 
この中で、イギリスのEU離脱、
アメリカの政治的な破綻、
感染症のパンデミックを予測しています。

まあ、占いじゃないので当ったから
どうということはないのですが、
エビデンスやデータをもとに積み上げた予測は
それなりに精度が高い、ということですね。

 
 
この本の最後の章で彼は
「10の不安な視点」と
「10のポジティブな見方」を上げています。
 
このポジティブな見方の中で
わたしたち日本人に関係の深いところで言えば
アメリカと中国の変化でしょう。

マクレイさんは、まずアメリカを
以下のように予測しています。
 
 
「アメリカはいまよりも穏やかになり、
居心地がよくなり、自信を深める」
 
 
いまの2つに分断されたアメリカを
見ていると、とてもそうは思えないし、
経済で2030年代に中国に抜かれることを考えると
アメリカも心中穏やかではないはず。
 
トランプとバイデンの間で揺れるアメリカ。
 
「中西部や南部」と「東西海岸」
「プア層」と「エリート層」
「ホワイト」と「カラード」
で分断されているあの国を見ると
とてもそうは思えませんよね。
 

しかし、2030年代にはアメリカでは
Z世代(1998年~2012年生まれ)が政治的に
大きな力を持ち始めます。
 

彼らの特長は・・・
 
・多様性を受け入れ、自分らしさを尊重する
・環境問題や社会問題に高い関心を持っている
・企業の事業活動に対する透明性と信頼性を重視する傾向がある
・自分らしさを大切にする
・環境問題や社会的差別などへの関心が強い
 

5年後、10年後、アメリカは
大きく変化する可能性が高い・・・
 
 
経済で1位になった中国は高齢化により
再びアメリカに抜き返されます。
 
また、アメリカは移民による人口増大で
2050年でも「若い国」のままです。
 
つまり、混乱はあるにせよ、世界から人を集める
魅力的な国でありつづけるのです。

 

100年、200年というスパン、
アメリカの建国の歴史から見ると
マクレイさんの予測の精度は高い、
と私は思います。
 

以前、なにかのインタビューで
ライフネット生命の出口治明さんが
「アメリカは大丈夫です」と
おっしゃっていたことを思い出します。

 

中国や日本については、また次週以降で。
 
 


 
 

いかがでしたか。

今の現状に引きづられない、
エビデンスやデータに基づいた未来予測。
これをしっかりと見据えること、大事ですね。

 
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!