2024年2月24日

大丈夫!?とんでもない動画生成AIが現われました

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
最近話題の動画生成AIについてお話しします。
 
それでは早速どうぞ!
 
 


 
 

OpenAIがまた
とんでもないAIを発表しましたね。
 

SORA。
 

動画生成AIです。
 

画像出典:OpenAIより
 
https://openai.com/sora

 
 
冒頭に渋谷のセンター街を
彷彿とさせる架空の東京の街の
動画が流れます。
 

看板やネオンが
めちゃくちゃな日本語!なので
すぐにそれと分かるけど
この主人公の女性のリアリティは
とんでもない。
 

シワ、シミも含めた肌の質感
色合い、メイク、表情。
 

首の筋肉の動き、
アクセサリーの揺れ、
洋服のドレープ。
 
何より凄いは
濡れた路面やサングラスへの
光の反射や映りこみ。
 
複雑な光のまわり具合が
リアルな実写と
遜色なく映像化されています。
 
動画の左下には、この動画を生成した
プロンプト(指示文)が掲載されていますが
かなりその意味をよく汲み取って
動画が生成されたことが分かりますね。

 
 

私自身、費用をかけた夜間撮影を
仕事で何度も経験しているので
分かるのですが・・・
 
このシチュエーションを
実際に撮影し、このクオリティで
アップするのは相当に難しい。

映像的には、ほぼ完璧。
日本語以外は凄いとしか言いようがない。

 
 
ひとつだけAI感が出るとしたら、
ひとの目の虹彩でしょうか。

虹彩はごまかせないから
サングラスになっているのかもしれない。

つまり、目の虹彩部分を
アップで見ると生身の人間と違って
人工感が出るのではないかと想像します。

 
 
テクノロジーの進化スピードを
考えると、1~2年後には
AIで作ったリアル映像の短編映画が
公開される可能性が十分にあります。
 
さらにホリエモンさんが心配していたように
フェイク動画、ポルノフェイク動画、
誹謗中傷フェイク動画、政治的フェイク動画が
世の中にあふれかえるのではないか。
 
ブロックチェーンの技術を使って
動画を誰がどう作ったのか、トレーサビリティを
確保できる仕組みが必要なのではないか。
 
ではなければ何がリアルで、
何がフェイクかまったく分からなくなります。
 
 
声も、映像も。
 
結果、その場でリアルに立ち会った
生身のものしか、信頼に値しない
という時代がやってくるかもしれない。
 
凄い。だけど、かなり心配。
 
 

 
 

いかがでしたか。

この進化のスピードを見ていると、
未来を生きるこども達の時代は
一体どうなってしまうのだろうと
空恐ろしくなります。

 
きちんと目の前にある事象を捉え、
でも時代の流れに乗せられすぎず、
かといって逃げず、そして
一歩先、数歩先の未来を見据えながら
しっかりと自分の軸を持って生きていく、
そういうことなのかもしれません。

 
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!