2024年1月27日

「システム」って何だろう?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
”「システム」って何だろう?”を
テーマにお話ししたいと思います。
 
それでは早速どうぞ!
 
 


 
 
システムエンジニアリングで
言うところの「システム」って
何だと思いますか?

システムと言われると思い浮かぶのは
会社の会計処理用のITシステムとか
飛行機を飛ばす航空管制システムとか
あるいは自動車を製造するシステムとか・・・。

なんか、色々な技術や機械や
コンピュータープログラムが合体した
複雑かつテクノロジカルなものを
想像してしまいます。
 
 

システムの定義は
INCOSE(インコゼと読みます)に
代表される国際的機関が
次のように定義しています。
 

「・・・定義された目的を達成する、
要素、サブシステム、またはアセンブリが統合された
ひとまとまり。これら要素には、製品(ハードウェア、
ソフトウェア、ファームウェア)、プロセス、人、
情報、技術、設備、サービス、およびその他の
サポート要素が含まれる」
(INCOSE システムエンジニアリングハンドブック第4版)
 
 

ん~、何のことかよく分からない(笑)
 
・・・なのですが
 
まあ簡単に言い換えてしまえば
「世の中に存在するものぜんぶ、システム」
ということなんです。
 
だから人もシステムです。
 

人も無数のシステムで出来ています。
 
分解すると・・・

人の免疫機能もシステムだし
人の消化機能もシステム。

人の心もシステムとして
捉えることが可能です。

たくさんの人が関わるときに
一人ひとりの人を要素とした
システムと捉えることもできます。

 

お箸もシステムだし、
つまようじもシステム。
 
スプーンも、フォークも
システム(笑)

会社も市役所も
愛好会もスポーツクラブも
社会も、もちろんシステム。
 
 
システムエンジニアリングでは
ATMに現金を補充する銀行員も
システムの一部として捉えるんですね。

そういう風に捉えないと
たくさんのシステムと
無数の関わる人がいて、絡み合っている
現代のシステム・オブ・システムズを
動かすことはできないからです。

 

何かを一つのシステムとして捉える。
 
そうすると、そこに何がどう関わって
どのようなプロセスで何を生み出すのかが
あきらかになっていきます。
 
より良いシステムをつくるときの
最も基本的なアプローチです。

 
 

 
 

いかがでしたか。

この週末は、
身の回りにあるシステムを、
自分というシステムで考えてみるとしますか。

ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!