2021年4月19日

戦略ってどうつくればいいの?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「戦略ってどうつくればいいの?」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

今日は短く。
戦略って何だ?って話です。

 

戦略って、
ファクト(事実)と
ロジカルな分析がベースになりますが、
最終的には直観が決め手です。

ロジックだけで突き詰める。

でも、うっかりすると忘れがちだけど
競合や敵もロジックに突き詰めています。

事実とロジック。

たどり着く結論は、どっちもほぼ一緒。

意外性は排除されます。

そこにあるのは当たり前の
誰にでも考えられるような戦略。

とすると戦略としての有効性は?

そう、無くなってしまいます。

当たり前のロジックを
突き破らなければならないんです。

でないと凡庸の海に沈むのです。

ロジックを大事にしつつ、
ジャンプする、ホップする。

それには直観を使った推論、
仮説的推論が必要です。

目の前の出来事から、
ひらめきを活用して仮説をつくるのです。

個人的には、ひらめきとは、
無意識層のロジックだと考えています。

この推論、戦略がムツカシイのは
「それ、君の勘だろう?」と言われると
なかなか説明できないことです。(笑)

本人だけが確信している。

他人はポカンとしていたりする。

これをクリアするには
どうすればいいのか?

 

ヒントは「RPGの物語」。

 

戦略を、
大きなゴールに向かっての
旅のストーリーとして描くこと。

それはプロット(筋)と
スクリプト(台本)で出来ていて
シチュエーションによって
自在に変化していきます。

このプロット(筋)には、
プリンシパル(行動原則)を
埋め込んでください。

研究するなら
「ドラゴンクエスト」や
「ファイナルファンタジー」
などの人気ゲーム。

あるいはリアルな「戦争」が
良い教科書になるようです。

 

いずれにしろ、戦略のポイントは
「ファクト+ロジック+ひらめき」による
仮説的推論での構築と、、、、

プロット(筋)、スクリプト(台本)と
プリンシパル(行動原則)で出来た
「戦略の物語」。

ということで、
機会があれば戦略をもっと
ひも解きたいと思います。

戦略をコラム一発で
説明しようってムリですね。

いま気づきました。2^^;

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、第186回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

いま、ブランドづくりは
大きく変化しています。

1980年代、ブランドというと
デザイン的な話が主体でした。

ブランドというと
「どう見え方を変えるか?」

という視点で創られていたことが
多かった気がします。

実際、「馬子にも衣装」である
「人は見た目が9割」なのです。

デザインを整えると、
そのブランドを運営する当事者も
意識が変わるし。

お客様の見る目や意識も
変わっていきます。

ただ、これは短期的な成果を
上げるには良いのですが、
長期的な成果を上げるには
あまり向きません。

そういう意味では
最近のブランドづくりは、
本格的なものに変化してきた、
とも言えます。

さらに突っ込んで言えば、
本格的に取り組まない限り、
ブランドが創れない時代になった、
と言ってもいいでしょう。

小手先が通用しないのです。

テクニックやデザインだけで
やれない時代になったのです。

キーワードは
「関係論のランディング」と
「存在論のブランディング」。

ブランドづくりのベクトルが
真逆になったのが
この30年です。

そのコペルニクス的転回のことを
今週のヒマラヤFMでは話しています。

以下から、どうぞ。

第186回ブランディングの作法-その14 ブランドづくりの大きな変化
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/134689898

 

次回の更新もお楽しみに!