2021年10月1日

社会問題と「自分ゴト化」の関係

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
社会問題と「自分ゴト化」の関係についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

「自分ゴト化」
ということばがあります。

“自分ごと”は
自分自身の課題として取り扱う、
という意味です。

そこに“化”が入ると
「そうなる」「そうさせる」という
意味が含まれてきます。

このことばが広告業界では
商品が解決できる課題を
その人の課題解決として認識させる
という風に捉えます。

ずいぶんイヤらしい使い方です(笑)

あまり立派なことは言えず、
私もさんざんこの手法を使ってきました。

とくに通販業界は規模の大小を問わず
この手法だけで出来ている、
と言っていい分野です。

ただ、どのような手法にも
プラスマイナスそれぞれの側面があります。

いま、ある必要から
循環型社会のことを研究し始めていますが
社会問題にはこの「自分ゴト化」が
とても必要であることが分かります。

ドイツの総選挙で
「緑の党」が第三党になりました。

これは、欧州で気候変動が完全に
「自分ゴト化」したことを意味します。

私の課題、私たちの課題だと
捉える人たちが激増してきている、
ということですね。

つまり、社会問題や政治などの課題は
自分から遠い、あるいは自分には
関わるすべがない、と感じる
「他人ゴト」領域にあります。

しかし、これらは見えにくいだけで、
実際は「あなたが生きている土台の中の土台」です。

そう、ただ見えにくいだけなのです。

本来はここに私は、想像力を使うべきなのですが
うっかりしてしまうのですね。

もし、あなたが社会課題に取り組む必要があるなら
あるいは社会課題からビジネスを起こしているなら
ここでこそ「自分ゴト化」の力を使ってください。

 

日本人は忘れっぽい民族だと言われます。

私は、災害、転変地異の多さに対応するために
つまり何があろうと平静であり続けるために
たぶん、この忘れっぽい能力を磨いたのだと思います。

でも、ときどき忘れっぽすぎ、と思うことがあります。
「他人ゴト化」しやすいのですね。

その忘れっぽさには「自分ゴト化」で対する。

通販業界の手法が社会問題に使える!

というか、もうみんな使っている!

きょう、ふと発見しました。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

子どものころの好奇心って
何にでも向けられます。

私は、田舎育ちだったので
アリとか、カエルとか、セミなど
小さな生き物に興味を持っていました。

それと宇宙です。

子どものころは
夜空を見上げると晴れた日には
当たり前に天の川が見えたし。

夏になると30mほど先にある公園に
近くの川で羽化した蛍が
無数に光を放っていました。

そういう環境が
とても贅沢な環境だと分かったのは
おとなになってからです。

とにかく小学生のころは、
「それは、どうなっているの?」という
好奇心でいっぱいでした。

今週のヒマラヤFMのテーマは
この子どものような好奇心から生み出される
「分解パワー」をどう使うか。

何をクリエイトするときに、その対象を
「分解してバラバラにすること」は
とてもパワフルなやり方であることをお伝えします。

自由に発想する、クリエイトするには
かなりパワフルな方法です。

今週のヒマラヤFMはこちらから
第210回 創造することに「分解パワー」を使おう!
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/145981810

 

 

次回の更新もお楽しみに!