2022年2月3日

30秒で描いて100万ドルを請求

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が、
ピカソの都市伝説的!?エピソードを取り上げながら、
「『無形のものの価値』をどう捉えるの」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

「ピカソの30秒」
という小話があります。

・・・

ピカソがとある市場を歩いていると、
ある婦人が呼び止めます。

「わたしは貴方の大ファンです。
これに絵を描いていただけませんか?」

ピカソは快諾。その場で
さらさらと絵を描き上げます。

婦人は喜んで「おいくらですか?」
と尋ねました。

そこでピカソはこう言ったのです。

「100万ドルです」

婦人は高すぎることに驚愕しました。

「・・・たった30秒で描いた絵が、
どうして100万ドルもするのですか?」

ピカソはにっこり笑って答えます。

「いいえ、30秒ではありませんよ」

「私が、この絵を描けるまでになるには
30年かかっているのです」

「だから、この絵を描くのにかかった時間は、
正確には30年と30秒なのです」

 

 

どうもこの話、
ただの都市伝説らしいのですが。

それでも「無形のものの価値」を
どう捉えるのか、という視点があって
個人的には大好きな話です。

それこそ個人的なことで言えば
私はアイデアや文章を生業としてきました。

原材料は
自分の時間と頭の稼働カロリー(笑)

ただのアイデアやコピーを書きつけた紙を
最終製品として売らなければなりません。

で、これには
値段が付きにくいことおびただしい!

 

実のところ、無形のもののやアートなどの価格は
売る人、作った人のセルフイメージや自己評価に
左右されます。確実に。

 

ピカソのように絵に対する自己評価が
高い人なら30秒のスケッチに100万ドル
という言うことができる。

1億円程度なら、
ピカソには十分、市場性があります。

 

安いくらいでしょう。

何が言いたいかというと
自分が生み出すものの価格は
自分で決められますよ、ということです。

売れるかどうかを別にすれば(笑)

売れるかどうかは、最終的には
市場の需給が決めます。

でも、需給は神のサイコロの側面もあります。

偶然が左右する可能性がある、
ということです。

 

だから、創造物に関して言えば
内容に自信があるならば
高く値付けせよ!と言いたい。

 

ピカソまでとは言わないまでも。

 

貨幣はすべての価値を
単一で表記できる単位。

だから、自信があるなら
高く値付けるべきなのです。

ただし、それで売れるかどうかは、
また別問題。何度も言いますが(笑)

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

失敗は成功の母と言います。

もう、耳タコですよね。

でも、この母も、意地の悪い
シンデレラの継母みたいなものもいれば、
マリアさまのような慈母もいます。

失敗をダメな母親ではなく
よい母親にするためには
どうしたらいいのか?

 

シリコンバレーで常識の
「FAIL FAST」(早く失敗しろ!)には
兄弟言葉があって。

それが「FAIL CHEAP」と
「FAIL SMART」です。

 

これは実際は
「Fail fast, fail cheap, and fail smart」
というひとつらなりの言葉。

伝聞なので確かなことは言えませんが、
Googleの元CEOエリック・シュミットさんが
言ったことばだそうです。

早く、安く、そして賢く失敗しよう!

 

いい言葉ですよね。
こういう失敗を繰り返すと
良く学べる。

というより
そこから学ばなければ
ならない。

失敗は成功の学校。

この母親であり、学校を
上手に利用するポイントを
今週は語っています。

PCでもスマホでも、
以下のお好きなURLをクリックすれば
いま、すぐにお聞きいただけます。

 

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   ~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第228回 失敗を成功の母にする2つの方法
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「Egamingのあなたもブランドになれる!パーソナル・ブランディング講座」
https://www.himalaya.com/album/egaming-99846

 

 

次回の更新もお楽しみに!