2020年10月10日
日本式システムの欠点の最大のものとは
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムは、シリーズのようにお伝えしていた
「日本式システム」についてです。
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
日本式システムの欠点の最大のものとは何かを、
お伝えします。
こちらのコラム、
■ 武士の教養
をまだお読みになっていない方は、
ぜひお読み下さい。
それでは、まとめ、復習を早速。
★
日本式システムの欠点の最大のものは
「自己変革力の欠如」です。
まあ、これが表面としたら、
その裏面には「リーダーシップの欠如」
というものがくっついているんですが。
コロナ禍の日本を見ていると、
見事にこのことが日々証明されています。
日本は珍しく、コロナで
政治とか行政への信頼が大きく下がった
世界でも珍しい国です。
東アジアで言えば
中国(やり方は別にして)、韓国、台湾。
欧米で言えば
ドイツ、イタリア、フランス、アメリカなど
ほとんどの国の政府に対する信頼度が
アップしています。
下がっているのは相当珍しいようです。
東日本大震災からも
そのずっと前からも変わってない。
自己変革できずに
リーダーシップが取れない。
しかし、歴史上では
日本は、この2つが絶対に要求される
難事である国そのものの在り方を
全面的に変えるという奇跡を成し遂げています。
「明治維新は、なぜ成功したのか?」
たくさんの幸運、時の運もありましたが
当時の日本のリーダー層武士階級の
知的な基礎素養、倫理的な規範意識の高さ、
美意識と胆力があったからだと結論しました。
「教養」+「ノブレス・オブリージュ」+「常在戦場」
これが明治維新を成功させたのは
「知性」「徳性」「感性」の“サムライ三点セット”。
この心身三点セットの厚みが
江戸から明治への大変革を推進する力になったと考えます。
自己変革は、
1) 認識力の涵養
2) 認識力の獲得
3) 正確な自己認識
4) 変革すべき処の確定
5) 変革のための行動の決定
6) 変革行動と評価
7) 変革の達成
という順番で起こります。
このステップは不変です。
自分に当てはめて考えてみてください。
そして何ができるかを考えてみてください。
変革は自分から始まります。
★
いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!