2021年3月8日

井戸でデータベースを守る!?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「井戸でデータベースを守る!?」というちょっと古い話から、
顧客のデータベースについてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

突然ですが、大福帳ってご存知ですか?

いきなり古い話題ですが。

そうそう時代劇なんかで見かける、
江戸時代の商家で
お金の出入りや顧客を記録した帳面ことです。

時代劇などで番頭さんが
書いている分厚い帳簿がそれです。

「大帳」や「本帳」
あるいは「大宝恵(おぼえ)」
とも言われたそうです。※wiki

当時は
掛け売り(あとでお金をもらう)が
一般的だったから、
この帳面がないと実質的に
商売ができないほど重要だったんですね。

ところで江戸は
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど
火事の多い町だったのですが
そういうときに、この紙でできた大福帳を
どうやって守ったかご存知ですか?

いわば、顧客名簿であり、
売掛買掛帳である、最重要資料です。

現代なら基幹データベースです。

いまなら東京と大阪に
データセンターを設けるとか。
クラウドに保管するとか。
いろいろな方法がありますが
当たり前ですが
当時はそんなものはありません。

なんと火事のときは
この大福帳を井戸に放り込んで!!
逃げたのだそうです。

で、火事が収まったら
井戸に放り込んだものを回収して
また大福帳として使ったのだそうです。

紙で出来た帳簿を
水に長時間つけても大丈夫なのか?

 

これが大丈夫なんですね。

 

なぜなら、大福帳の紙は
コンニャクを使用した特殊な和紙で
水にぬれても溶けないどころか、
スミ文字もそのまま残るものだったからです。

それをさらに油紙に包んで
井戸に投げ入れたので
回収して使えたんですね。

お店は焼け落ちても、
大福帳が残っていれば大丈夫!

 

これは現代で言えば
顧客データベースがしっかりしてれば
地震や災害があっても
すぐにやり直せる!ということ。

 

「商売は、名簿に始まり名簿に終わる」

 

数百年たっても実はビジネスの基本は
何にも変わらない。

驚くほど変わらないことに
驚きます。

 

さて。現代の名簿は何か
と問われたら
みなさん、何と答えますか?

 

いろいろあるとは思いますが
ひとつだけと言われたら
私は「メールアドレス」と答えます。

 

こんなにSNSが発達しているのに?

はい!

発達しているからこそ!

何をさておいても重要なのは、
いまでも「メールアドレス」です。

これに関しては、またお伝えしますね。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、第180回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

ブランディングのツボは、
「認識を変える」に尽きる。

これを
「Perception change~
パーセプション・チェンジ」と
言います。

Perceptionは、
認識、認知、知覚作用
という意味のことばです。

「パーセプション・チェンジ」
とは、つまり「認識の移動」。

A地点に居たものが
B地点に移動する。

なんか、あいつ違わない?
と噂されそうな移動です。

昔々のポルシェが
そうですね。

壊れやすくて信頼性の低かった
スポーツカー(A地点)が、、、

壊れにくく日常の足になる
軽快なスポーツカー(B地点)
のものに生まれ変わった。

1990年代のことです。

ブランド感を失わない
優れたブランドは、つねに、
この「パーセプション・チェンジ」を
微妙に繰り返しています。

このチェンジの成功・失敗は
A地点とB地点の設定にあります。

第180回ヒマラヤFMは以下から、どうぞ。

第180回ブランディングの作法-その8 パーセプション・チェンジを行う
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/132193597

 

次回の更新もお楽しみに!