2021年6月1日
日本人が得意なデザイン思考とは
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
ヒマラヤFMにて音声で
「日本人が得意なデザイン思考とは」というテーマで、
私たち日本人のデザイン思考のポイントについて語ります。
メッセージに引き続き、お聴き下さい。
★
デザイン思考は
その出発点に「共感」を
置きます。
「共感」を置くということは
気持ちや心を考えることが
とても大切という考え方です。
デザイン思考が
ビジネスで広まったのは
ここ10数年です。
それもアメリカから
始まりました。
デザイン思考の
スキルの原型は
日本のKJ法にあります。
そこに、心をどう捉えるか、
という問題意識が加わり、
カスタマージャーニーという
方法が開発されたり、
エスノグラフィ調査に光が
当たったりして
発展してきました。
システマティックに
誰もが使える方法論にする。
みんなで寄ってたかって
成功例を持ち寄って、
磨き上げていく。
この辺りは、
さすが!アメリカという感じです。
いまは誰でも使える、
見事な方法論になっています。
でも、ベースはお客様をよく見て、
彼らが何に困っているのか
彼らが何を欲しているのか
それを掴むことが最もコアです。
ということは
日本人は昔からやっているんですね。
そう、「おもてなし」精神で。
東京のある一流の寿司屋さんは
お客様が左利きだと分かると、
そっと寿司の置き方を変えます。
取りやすいように。
大分のある旅館は部屋の玄関脇に
小さな隠れたキッチンがあって、
運んできたものは、そこで
熱々に仕立てて供します。
ウオシュレット、
駅のトイレの傘掛け、
割り箸に入っている楊枝、
タクシーの自動ドア、
おしぼりとお水、
本屋さんの紙のブックカバー
etc
上げて行ったら切りがないけど、
これすべてデザイン思考なんですね。
だって「共感」ベースで
人の気持ちを考えてつくられた
サービスだから。
デザイン思考って
特別なものではないんです。
今週のヒマラヤFMは
そんな感じで日本人が取り組む場合の、
「デザイン思考」のポイントを
語っています。
ヒマラヤFM エガミンのあなたもブランドになれる!パーソナル・ブランディング講座
「第193回 日本人が得意なデザイン思考とは」
▼こちらをクリック
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/138663136
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いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。