2020年9月24日
閉じこもった日には知覚の冒険に出る
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムは、こちらの記事の続きで、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫の好きな
現代美術アート、アーティストについてお伝えします。
それでは、早速。
★
僕の好きな現代美術のアーティストを
少しだけ紹介することとします。
1人目は李 禹煥(リー・ウーファン)。
韓国の方ですが、
日本の多摩美術大学の名誉教授。
むかし、むかし
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)
の広告?でたぶん出会ったと思っているのだけど、、、
記憶の捏造かもしれません。(笑)
<もの派>と言われる
「ものへの還元から芸術の再創造」を
目指した運動の中心人物だったのが
この李 禹煥さん。
ちなみに、この運動、
日本発です。
彼の作品は
なんとも静謐な、不定形な、
でも規則性のある線や面が
描かれたもの。
同じような感慨を抱かせる
立体作品もあるけれど、
平面の方は私には強烈。
説明はなかなかむつかしいので
よかったら、
「リー・ウーファン 作品」と
検索してみてください。
ちなみに
このもの派の、やはり中心人物だった
関根伸夫の作品『位相ー大地』も
すごい作品です。
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神戸の須磨離宮公園で、
関根伸夫が「位相 ー 大地」を制作しました。
深さ2.7メー トル、直径2.2メートルに
掘られた穴と、全く同じ高さ、直径に
固めて作られた土の円柱で作られている
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http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2008/11/nobuo-sekine-phase-mother-earth-reborn.html
※改行筆者
見るだけで、
その存在感に圧倒されます。
なんだろ、掘った穴と
掘った土の塊なのに。(笑)
ふたりめ、ジェームズ・タレル。
アメリカの作家さんです。
この人は見て、体験しないと
その面白さは分からないかもしれません。
私は、どうしても
タレルの作品がみたくて、
そのために金沢21世紀美術館に
行ったことがあります。
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主として光と空間を題材とした
作品を制作している。
光を知覚する人間の作用に着目し、
普段意識しない光の存在を
改めて認識させようとする
インスタレーションを
多数制作している。
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※wikiより改行筆者
私が見に行ったのは
金沢21世紀美術館に恒久設置?されている
『Blue Planet Sky』(2004年制作)という作品。
「タレルの部屋」として公開されている
この作品はただ、本当に何もない四角い部屋。
他と違うのは、
8m以上もある高い天井に
560cm辺の、きれいな四角い穴が開いていて
晴れていれば真っ青な空が
そのまま見える。
なんだ~?
そんなもの。
面白いのか?
と思いますよね。
これがね、ただそれだけの
仕掛けなのに、その空が変化することで
見ている方は、なんとも不思議な
空間にいる気がするのです。
写真だけでもいいので
その不思議な感じを味わってください。
「タレルの部屋」で検索です。
日本には、案外タレルの作品を
体験できる場所は多いです。
もし、興味が沸いたら、
捜してお近くのタレルに
会いに行ってみてください。
タレルはアメリカで
世界最大のランド・アート作品を
火山のクレーターを利用して
1979年からつくっています。
あたまのネジが飛んでる。
でも、こういうおじさんは
個人的には大好きです。(笑)
閉じこもった日。
ネット検索でもいいから
アート体験で
自分の知らない知覚に
出会ってみてください。
冒険は何も外界だけに
あるわけではないことが
よく分かります。
★
いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!