2023年1月14日

小説が読めない自分に気づく

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
仕事や自己投資に邁進してきた18年間で、
手放していたこと、失っていたものについてお話しします。

それでは早速どうぞ。

 

 

最近、小説が
読めなくなっているじぶんに
気がついて少しショック。

文字を追って、
じわじわとイメージを醸す行為が
なかなかできない。

短めの一冊を読了できないのです。

これ、一種の病ですね。

 

この18年、かなり強烈に本を買い、
ネットで情報を漁り、セミナーや講義に通い、
仕事で膨大な資料をつくってきました。

とにかくスピードと効率とクオリティが
頭にあって倍速で物事を処理するクセが
ついてきたのですが。

その結果、
「何かをじっくりと味わうこと」や
「何かに沈潜して物事を観ること」が
異常に下手くそになっている。

倍速で映画を見る人を笑っていただけど、
考えてみればじぶんも一緒ですね。

 

会社を独立以後、マンガや小説など
趣味で何かを読むことを断っていました。

読むのは年末年始に1冊だけ。

それも「このミス」1位のみ、
という偏りぶり。

あとは1年、空いた時間をひたすら
仕事を動かすことと自分の成長
あるいは自己投資に振り分けてきたのです。

情報の処理はとてもうまくなったのだろうけど、
情感の処理はクソまずくなっていた、というわけです。

 

ノイズキャンセイリングのヘッドフォン
たとえばAirpodsとかを聞きすぎると
ある周波数帯の音を掴まえるのが
とても下手になるそうです。

これも小説が読めなくなることと一緒ですね。

 

人間の能力や体質って
ずいぶん環境に左右されて
変化するものなんだと思いました。

さて。行うのは小説リハビリです。

モノゴトを味わうことのリハビリです。

 

ちょっと10代、20代のときのように
文学づいてみますかね。

 

 

いかがですか。

みなさんは、仕事の能力と引き換えに、
手放したもの、あるいは失っていたものはありますか?

ではまた次回の更新もお楽しみに!