2021年1月12日
アイデアの出し方、あるCMディクターの場合
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
年末年始休暇と三連休が終わり、
今日あたりから本格的に2021年を始動させる方も
多いのではないでしょうか。
さて、今日のコラムは短いめです。^^
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「アイデアの出し方、あるCMディクターの場合」について
一言お伝えします。
それでは、早速。
★
アイデアを考えるときに
カラーリングという手法がある。
たとえば「赤」と決める
自分の身の回りの赤色のものを探して
それといまのテーマである
考えなければならないものを
無理やり結びつけるのだ。
そんな無茶な。
なんだけど、
このやり方は「実に合理的だ」
なぜならアイデアは
「既成の枠組み」を壊したところでの
2つの物事の新しい結びつきだからだ。
僕の友人のCMのクリエイティブ・ディレクターは
本屋に行って雑誌をたんまり買いこみ、
それらの雑誌の中から気になったページを
がんがん破り取って、壁一面に貼り、
そしておもむろに自分の担当する商品と
“むりやり“結び付けるということをやる。
そうして1時間もすると
とんでもないアイデアが生まれる。
その98%は、
実際には使えないアイデアなのだが
これを繰り返すと中に
そう2%ほど、ほんとうに凄そうなアイデアが
混じることがある。
良かったら使ってみて下さい。
とにかく人間は
無意識の思いこみのしもべになっている。
だから、
デュシャンは、偉い。
★
いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!