2024年11月10日

「研修転移」Training Transferについて

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
”「研修転移」Training Transferについて”
というテーマでお話しします。
 
それでは早速どうぞ!
 
 


 
 

「研修転移」(Training Transfer)
ということばがあります。
 

これは
会社内の研修を受講した人に
研修で学んだことを
実際的に身につけさせて、
職場で実践できていくようにすることを言います。

私は、もう20年ほど
会社の研修などの
ワークショップファシリテーターを
やっています。

実は今月もとある企業での
ワークショップを6回実施予定です。
 
 

いつも気にしているのは
受講者の中に・・・

ワークショップ内容が
しっかり残っていくか。

そして、その後の日々の仕事で
実践できるか、です。

ただ外部ファシリテーターは
「その後」まで追うことはできません。

「その後」はその企業さんに
任せることになります。
 

その条件を前提に、研修転移を
成功させるポイントがあります。

 
 
一つはワークショップ内容と
業務の関連性をしっかりと認識させること。

つまりワークショップが現場で
役立つものであることを
ワークショップ中に実感させることが重要です。

 
 
二番目は職場のサポート。

上司などが「学んだことを実践するよう」
助言やサポートがあると、
学んだことを試みやすくなります。

 
 
三番目はフォローアップ。

ワークショップ後に
定期的なフォローアップや
振り返りの機会を持つことで
学びの維持と実践がうながされます。

また、その時に「実践の意欲」や、
「できているところ」を周囲が認めてあげると
研修転移はうまくいきます。

 
 
すごくシンプルですね。

私たちは「認識を与えて、サポートをし、
認めてあげる」とやれるようになる。

あるいは、やるようになるのです。
 
実は私たちの学びの促進は
子どものころのモチベートされた経験と
ほとんど変わっていません。

子どものやる気を引き出すように
そして、実際にやれるように
静かに見守り、サポートする。

これが鉄則なのですね。
 
 


 
 

いかがでしたか。

学ぶだけでなく、
それを実際に身につけさせて、
実践に結びつける。

それこそが大事ですよね。

 
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!