2021年4月8日

変化をもたらす2つのやり方

シェア ツイート  B! はてブ Google+ Pocket

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今月、江上のスケジュールに会食が
何件か予定されているのですが、

「友人たちには会いたいけど、
マスク会食、気が進みませんね・・・」

と、言っています。
本当にいつになったら・・・。

さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「変化をもたらす2つのやり方」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

人生は階段状に変化します。

「人生には上り坂、下り坂がある」
と言います。

が、実際は、階段のように、
なだらかな変化のないところから、
急に壁が立ち上がるように
変化していきます。

坂ではなく、階段なのです。

出会いも、別れも、突然始まります。

人の成功も、
同じような過程をたどります。

延々と努力しているのに
変化の少ない日々が続きます。

でも、もし、その努力が正しいものなら、
あなたの見えないどこかで
変化は始まっています。

地下の水位が変わって
温泉が吹き出るように
ある日突然、風景が一変します。

オーバーナイトサクセスに
見えるけど、ぜんぜん違います。

努力に対する
変化って、つねに、
そうなんですよね。

水滴が一粒一粒、
コップにたまっていって
コップのふちから
しずくがたれるような感じ。

ある日、突然始まる。

もし、もっと急激に変化させたいなら
環境を大きく変えることです。

 

「人生を大きく変えたいんです」
と相談した女性に向けて
私のメンターは、こう言ったそうです。

「では、仕事をやめて、
いまのパートナーと別れて
引越しをしてください」

その女性はただの冗談だと思って
笑っていたそうですが
メンターは本気でそう伝えたそうです。

私が、いままで生きてきて
本気で人生を変えようとしたときに
行ったことは、メンターが
その女性に伝えたことそのままでした。

 

当時勤めていた愛知の楽器店を辞め、
ミュージシャンをあきらめ、
付き合っていた女性にふられ(笑)
半年の間に、大阪、東京と
引越しをしました。

それはコピーライターという
未知の職業への挑戦でした。

自分にとっては一種のばくち。
吉か凶かはまったくわかりません。

幸い、その挑戦は成功したのですが
もし失敗したとしても、人生を変えようと
踏み出していなかったとしたら、きっと、
今頃はやらなかったことを後悔しています。

だから、こうして、コラムを書いて
伝えられることが、
とても幸せなことだなと思います。

 

ときどき、21歳の愛知に住む
大学生だった自分に
伝えたくなることがあります。

大学の就職活動の一環と
親にはいつわって(笑)
東京に遊びに来たことがあります。

当時の私は、
東京で働きたいとも、
住みたいとも
思っていませんでした。

まだ、のんびりとした
雰囲気の残る表参道を
ぶらぶらと歩いたことがあります。

その表参道を歩く自分に
こんな風に伝えたら
腰を抜かすほど驚くだろうと
想像することがあります。

ねえ、ねえ、エガミくん。

「君ね、実は数年後に
東京にやってきて
いまは考えもしない
コピーライターという職に
就くことになるよぉ。

それで、ちょっとした縁で
その数年後に大きな広告代理店の
クリエイターになるんだよ。

そこでも上手くいくんだけど
いろいろなきっかけで
40代で代理店をやめて、
君がいまいる、この表参道の近くに
クリエイティブの会社をつくるんだよ。

それでもって、
本も何冊か出して
コンサルタントとして
活躍し始める予定なんだけど。

・・・・・どう?」

たぶん大学生のエガミくんは
腰を抜かして信じられない面持ちで
口をあけたままポカンとしてるでしょう。

それは、その当時の自分としては
本当に1ミリも、完全に、まったくもって
想像できないことだからです。

この大きな変化は
「大きく環境を変える」ことと
「日々のコップの水を一滴ずつ満たす」ことの
合作です。

ふたつの変化をもらすやり方。

あなたはどのように取り組んでいますか?

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

ブランドには
スピードがある、という話をしました。

今週は、ブランドには
声、ボイスがある、という話をします。

ここで言う
「ブランドのボイス」は
実際の声を指すわけではありません。

どちらかというと
作家の「文体」に近い概念です。

ブランドは、
コミュニケーションの文体を
持たなければならない。

なぜなら、ブランドは、
このボイスの積み重ねで出来ているからです。

私たちの記憶の中の
トーンや手触りを決めるのは
この「ブランドのボイス」です。

今週のヒマラヤFMは以下から、どうぞ。

第185回ブランディングの作法-その13 ブランドのボイスを持つ
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/134222438

 

 

次回の更新もお楽しみに!