2022年9月17日

2500年分の人間の経験を味わう

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が、
「2500年分の人間の経験を味わう」ということで本、読書についてお伝えします。

江上は、できるだけ電子書籍を購入するようにしているらしいですが、
それでも本が増え続け、断捨離が進まず悩みの種だそうです。
みなさんはどのようにされていますか?

それでは、今日のコラムを早速。

 

 

私の本の読み方はかなり酷いwww

なぜかというと・・・

かじり読みがほとんどで
同時に20冊くらい手を付けていて
気が向いたときに気が向いた本を読む。

・・・というスタイルだからだ。

 

「読みかじり」ということばはあるけど
「かじり読み」はないかなwww

要は、一章とか二章とか読むか
面白そうな処だけ読んで
あとは読まないとか。

食べられところ一杯あるのに
二、三か所かじって、あとは放ってある。

そんな読み方をします。
もちろん全部読む本もありますよ。
でも酷いですよね。

 

でも、興味を覚えた本は
買わずにはいられないので、
読むべき本は積みあがっていきます。

月に20冊平均。

つまり、かじり読みされた本が
積みあがっていく。

 

でも、少しでも興味を覚えたら・・・。

「まず買ってしまう」

これが私の本に対する在り方です。

だってこれほど安いものはない。

 

自分で書いているからなのかもしれませんが
膨大な労力と、資料と、自分の体験を
圧縮・濃縮して、そのエッセンスを
詰め込んだものがぜいぜい1700円です。

少なくとも著者としては
その1万倍の2000万円以上の価値が
最低限でも入っていると思っています。

(本人がそう思っているだけなのですがwww)

 

人類の資産、遺産のような思索の結晶が
古本であればわずか100円で手に入る。

こんな贅沢は他にない。

世界最高の料理を食べようと思うと
少なくとも数十万円が必要で、
それは一夜の体験として過ぎ去るだけです。

でも、人類遺産の本は何度でも反芻が利き、
何度でも味わえる。役に立つ。

本を読むことは、人類の無数の体験・・・
思索、苦闘、愛憎、至高、真理を追体験すること。

少なくとも2500年分の人間の経験を
真正に味わえる、ほぼ唯一のメディアです。

本を、読みましょう。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランド戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

失敗の本質で語られる
もっとも重要なことは何だと思いますか?

 

日本軍の体質?

戦略上の失敗要因?

組織上の失敗要因?

 

いいえ、違います。

 

もっとも重要なことは
現実から学べない組織、自己革新しない組織は、
滅ぶということです。

 

ダーウインが「種の起源」で言った
と言われる言葉があります。

「もっとも強い者が生き残るのではなく
もっとも変化したものが生き残る」

でも「種の起源」では
そんなことを述べている箇所はありませんwww

原典確認しない人がハマるワナですwww

 

さて。ただ似たようなことばで言えば・・・
「種の起源 第5章変異の法則 まとめ」に

<地表に生息する無数の生物は、
新しい構造を獲得することで互いに闘争し合い、
最も適応したものが生き残る。>
(光文社古典新訳文庫 電子版)

というのがあります。

 

ダーウィンが言っているのは

生命は・・・

「新しい構造」を獲得しようとする。

さらに・・・

構造を獲得することで闘争(生存競争)する。

そして・・・

最も適応したものが生き残る。

・・・です。

 

生命はどのような環境下でも、
生存し、命をつなぎ、繁栄することが
グランド・ストラテジー(大戦略)です。

そして、この生命の大戦略はひと言で
言い表すことができます。

―――――――――――――――――――
環境に応じて「新しい構造」を出現させ、
生存に有利なように自らを変えること
―――――――――――――――――――

これに尽きます。

 

それは私たち個人、
私たちがつくるすべての組織に言える、
ということを「失敗の本質」は語っています。

ポイントは簡単に言えば
「緊張、自律、変異」です。

 

第260回の放送は、
「歴史に学ぶ 失敗の本質」の8回目。
いよいよ最終回です。

硬い内容なのに
意外に長く続きましたぁ~

 

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   ~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第260回 歴史に学ぶ 「失敗の本質」 その8 最終回
   <プロセスや動機を重視した評価>
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*江上鳴風(えがみなりかぜ)とは、
江上隆夫の筆名、雅号のひとつです。

 

 

次回の更新もお楽しみに!