2021年9月24日

自分がいら立っている理由が分かりました!

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「自分の中にあるいらだち、それも20年!!のワケ」についてお伝えします。

 

あなたもいらだっていることありますか?
それも長い間・・・。20年・・・。

それでは、早速。

 

 

ときどき、自分の中で
この社会の何にいら立っているのだろう、
と思うことがあります。

 

きょう、何となく目にした
フジファブリックの志村正彦さんの
10年前の死を悼む文章を読んでいた時
https://bunshun.jp/articles/-/22497
フッと気がついたのです。

 

ちなみに、たぶん読んでも
なぜ気づいたかの理由は分からないと思いますが(笑)

 

この20年、なぜ、
自分がいら立っているのか?

 

 

答え。

 

 

「日本の、あまりの変化の無さに
いら立っている」

 

 

たぶん、皆さん、すごく変化した、
と感じていると思うのです。

ガラケーがスマホになり、
お金が電子化し、会議がZOOMになっている。

 

パンデミックが起こり、気候変動への抗議が始まり、
グローバル化に反転の兆しが現われている。

 

でも、一見、変化しているように見えて
その実、「私たちの在り方」は
何も変わってないと私は感じています。

「在り方」が変わらないのは
「変わることを恐れる気持ち」が
強すぎるからなのでしょう。

 

たぶん、その気持ちは
強く抑圧されています。

 

なぜか。

 

変化を恐れる臆病な人たちだと
思われたくないから。

だから表面上は変わる方へアクセルを
踏んでいるように見える。

でも、無意識に変化を止める
ブレーキも同時に踏んでいる。

だから、根本のところで
問題が解決される兆しが見えない。

 

世界中で公表される、
さまざまな調査の、さまざまな数字が、
私たちのブレーキの踏み様の強さを
物語っています。

 

変われる勇気を持つためには
その現実を目の当たりにして、辛いけど、
「絶望」や「焦燥」を感じなければなりません。

ダメな現実を許可する。
そこから反転させていく。

 

「絶望はメディアになる」

 

20歳前後のころ、
ロックのイデオローグとして活躍していた
岩谷宏さんの言葉です。

私たちは変化に必要なメディアを
手に入れてなかったのです。

変化するための、小さな変化を
まずは自分自身に起こすところから
始めるしかありません。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

大流行りの「デザイン思考」。

個人的に、こういう思考法と
経営手法が流行るのは、喜ばしいと思っています。

今年、春、とある巨大企業からオファーされて、
その企業のビジョンの有効度と、
そしてデザイン経営の導入を
レポートとして提出させてもらいました。

私にとっては、
やや荷が勝ちすぎるオーダーでしたが、
こうした巨大企業でも
デザイン思考やそうした経営手法に真剣に
取り組まざるを得なくなっているのだと思いました。

ただ、実際に話を聞くほどに
どんなに素晴らしい企業でも
劣化するときはアッという間だということが
身に染みてわかりました。

何がダメになるのかというと
カルチャーがダメになるのですね。

企業の動力源は明らかに「カルチャー」です。

もちろん資金や研究の蓄積や
長年築いてきた信用などの資産が
重要なことは間違いありません。

しかし、それらを動かすのは人であり、
人を動かすのはその企業の「カルチャー」なのです。

デザイン思考やデザイン経営は
カルチャーに創造性を取り戻す動きをします。

みんなの硬直したアタマを
少し柔らかくします。

そして、否定しない対話の雰囲気を
創っていきます。

本当に、多くの日本の企業に
どんどんデザイン思考的なものを
導入していってほしい!と切に思います。

ただ、気を付けなければならないのは
デザイン思考にも、ある限界点が存在する、
ということです。

このことさえ、押さえて
有効に活用するなら「デザイン思考」は
素晴らしい成果を生み出せると信じます。

今週のヒマラヤFMは、
そんな「デザイン思考」の弱点のことを
話しています。

今週のヒマラヤFMはこちらから
第209回 デザイン思考の弱点とは?
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/145588249

 

 

次回の更新もお楽しみに!