2021年4月5日
もっとも大事な「根」の手入れをしていますか?
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「もっとも大事な「根」」についてお伝えします。
それでは、早速。
★
いろいろな企業と
お付き合いしていると
あるいは個人でも
いろいろな人を
サポートしていると、、、
見えてくることがあって。
企業でも、個人でも、
発展させる原動力は何か?
それは資金でも、
製造設備でも
スキルでも、
ある意味、能力でもないです。
じゃあ、それは何か?
企業を成長させる
最大の原動力は
カルチャーです。
その企業が持っている文化、
日本風に云えば「社風」です。
人であれば性格、
こころの体質というか在り方です。
長くたくさんの企業や人と
お付き合いしていると、
これが、すべての源である、
ということがよくわかります。
資金力、製造設備、スキル、能力・・・。
語弊があるかもしれませんが、
これらのことは
全然大したことじゃない。
分かりやすいから
目につきやすいだけです。
なくてもなんとかなる。
これらは何かというと、
植物で例えるなら、
幹であり、茎であり、葉であり、花です。
見事な太い幹もあれば、
旺盛に繁る葉もあるでしょう。
見とれるように咲き誇り、
匂いたつ花もあります。
でも、よく考えると、
これからを育て、支えているのは
「根」です。
「根」が、このすべてを
見事なものにしている原因です。
この「根」が企業で言えば
社風、文化になります。
人で言えば性格、資質です。
多少、茎や葉っぱがダメになっても
「根」さえ、しっかりしていれば大丈夫です。
葉が繁り、花が咲いていても
見えないところの根が
死んできていたら大変です。
早めに気づき、
しっかりと再生させないと
気づいたら全体死を迎えてしまいます。
最近、仕事で
日本企業だいじょうぶか、、、
と思うことがありました。
とある巨大企業との
仕事でした。
いまだにちゃんと花を
咲かせているように
見えていたのですが。
そして、日本を代表する
見事な「根」を持っている
企業だったのですが。
「根」が傷んでいる。
危ない!と感じたのです。
どんなに見事な「根」も
そこに手を入れ、世話をしなければ
腐るときは一気に進んでいきます。
心から、いますぐ処置を!
と思い、そう進言しました。
あなたの「根」は大丈夫ですか?
どうか「根」にも水を、
空気を、良き土を与えてください。
★
いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。
引き続き、第184回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。
★
ブランドには
スピードがあります。
スピード?
そう、速さです。
コミュニケーションの速さです。
これは、できるだけ
早い時期にコミュニケーションしなさいとか、
コミュニケーションそのものの
物理的スピードを速くしろ!
という話ではありません。
そうではなくて
ブランドをどう届けるか、
その届け方の問題なのです。
まあ、ちょっと分かりにくいですよね。
このスピードが
なぜ問題になるかというと
人は理解するまで
待ってくれないからです。
駅で自分の制作した
巨大なポスターが貼られていて、
それをどれくらいの人が
どれくらいの時間、見てくれるか?
実際に30分ほど
観察したことがあります。
まあ、見ません!(笑)
ほとんどの人は見ないんです。
0.4秒以内に興味を引かせるとも言います。
だから、見て、理解してくれるだけでも
ブランドのコミュニケーションとしては
大したものなのですが。
コミュニケーションのスピード、
ものすごく大事です。
分かりやすく解説しています。
今週のヒマラヤFMは以下から、どうぞ。
第184回ブランディングの作法-その12 ブランドにはスピードがある
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/133761042
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次回の更新もお楽しみに!