2020年12月2日
ささいな小さな「偶然」を歓迎する
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫の
子ども時代、エガミくんのエピソードが登場します。
それが、今につながっているとは・・・。
人生ってわからないものですね。
ささいな小さな「偶然」
江上が特別なのではなく、
きっとあなたにもあります。
それでは、早速。
★
私の性格的な特徴というか、性質に、
最新の科学やテクノロジーの進化に
子どものような法外な好奇心を持ち続けている
というのがあります。
小学校2年生のときに
母親にかってもらった本に
当時の宇宙の基礎的なことを
漫画で解き明かしたものがありました。
これを7歳のエガミくんは
毎日毎日飽きもせず眺め、読み、
しばらくしてその内容を
ほとんど記憶してしまったのです。
太陽の光が地球に到達するまでに
かかる時間は8分19秒と
いまだに覚えているのも、
この漫画に夢中だったせい。
それとともに、宇宙に対する不思議、
人間って何だろう?という根源的な興味を
覚えるようになりました。
ありとあらゆるものに興味を持ってしまう
自分の好奇心の原点は、単なる漫画が始まり。
つまり、人間の成長のスィッチ、
才能の発現のスィッチは
実はなんでもないことに隠れている。
思い出しついでに
私がコピーライターを目指した
源流をさかのぼれば、
小学校3年生のときに宿題かなにかで
書いた詩があります。
リンゴのことを書いた詩(のようなもの)
だったと記憶しますが、
この詩をなぜか母親が激賞したのです(笑)
ものすごく褒めてくれた。
「あんたは誰に似たとかね?」
「ほんとに、うまかね~」
「これは、良か詩たいね~」
と口を極めて褒めるのです。
たまたま母親の妹(私の叔母)が
幼少期こういうものに
才能を発揮したようなのですが
それと比較して褒めてくれるのです。
50年以上、半世紀たっても
そのときのくすぐったさと
照れ臭いような嬉しさを覚えています。
ほんとに嬉しかったのです。
で、簡単に刷り込まれました(笑)
「俺はこういうのが上手いんだ!」と。
大きな勘違いかもしれないのですが。
そのお蔭なのか、国語の成績だけは
小中高を通じて良かったのです。
そして、その嬉しさと
長年の国語の成績を根拠に
コピーライターに挑戦して
結果として職業として全うし、
さらには作家としても
活動するようになるわけですから
勘違いも馬鹿にはできません。
なんと母親が完全に覚えていない!
10秒ほどの、そのセリフに
私の人生は左右されているのです。
人生におけるあらゆる「偶然」を歓迎してください。
あなたの人生を創って動かしているのは
そのような、些細な、でも確実な「偶然」です。
その「偶然」が、
スティーブ・ジョブズが言った「dot~点」。
人生の小さな、微かな点は、
それはつながれて線になり、
線はつながれて面を構成し、
面は立ち上がって立体になります。
人生の「偶然」を歓迎せよ!です。
★
いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!