2020年12月21日

年を取ると良いことがあるー10代から90代までの世代別生き方

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
江上自身を振り返りながら「世代別の生き方」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

年を取るといいなあ、
と思うことがいくつかあります。

ひとつは、
経験値があがることで
あわてなくなることですね。

 

20代30代のときは
トラブルが起きるとアワアワしたり、
怒ったり、感情的に大揺れに
なったりしていました。

いまも、それはあるのですが、
40代そして50代を迎えると、
ふつうに生きていれば、
ほとんどのトラブルには
「パターン」があることに
気づくことになります。

つまり、パターンと、
そのバリエーションです。

だから、その理解にしたがって
処理していけば、それほど
間違うことはなくなります。

油断は禁物ですが。

 

もうひとつは
肉体的なエネルギーが落ちることで
欲望や衝動にじゃまされなくなることです。

気持ちが凪いでいることが多くなる。

文字通り「落ち着き」が出るのですね。

「エネルギーが落ちる」から
「落ち着き」へと至る。

ちょっと寂しいことでもありますが(笑)

 

だから、経営者にあぶらがのるのが
50代、60代だと言われるのですね。

ただし、
イノベーションを起こす力は
弱くなります。

 

今週のヒマラヤFMでも話していますが
革命的なことを起こすのは
「よそ者、若者、ばか者」です。
↓↓↓
▼ヒマラヤFM 第169回「よそ者、若者、ばか者のこと」
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/125355153

 

特に若者です。

ニュートンは23歳で万有引力を、
アインシュタインは26歳で特殊相対性理論を発見し、
スティーブ・ジョブズは21歳でアップルを、
盛田昭夫と井深大はそれぞれ25歳と38歳で後のソニーを
創業しています。

 

ときに年齢を重ねてから
偉業をなしとげる人もいます。

 

カーネル・サンダースが
フライドチキンの調理法を教えて
お金を稼ぎだしたのは62歳の
なんと年金生活者のときです。

レイ・クロックが
マクドナルドをチェーンにしようと思って
実行したのは53歳のときです。

 

希望は捨てないでください。
私も捨ててないので(笑)

 

もうひとつあるとすれば、
「人みなわが師」ということばがありますが
たくさんの師匠を自分のまわりに
見つけることができるようになります。

これは逆に見つけてほしい、
という意味でありますが。

私は40代後半から年下の友人に
尊敬すべき人間を何人も発見してきました。

すごいなあ、自分はとうていかなわない。

まさに年齢に関係なく、
その人の教えを乞えば師匠になります。

そして、もう物故した方の中に
著作を通じて、ものすごいなあと
特別な敬意とともに仰ぎ見るような方も現れます。

 

こういう方には「私淑」します。

私淑とは「尊敬する人に直接には
教えが受けられないが、
その人を模範として慕い、学ぶこと。」
を言います。
※Oxford Languages and Google

 

私の場合は、たとえば漢字学者の
白川静先生のような方です。

あるいは孔子だったり。

年齢に関係なく、生き死に関係なく、
時代に関係なく、学べる。

学べるなら、小学生でもいい。
何にもこだわらない、関係なくなる。

このこだわりの無さも
年を取っていいことだなあ、
と思ったひとつです。

ということで、
このブログを読んでいるあなたが!

10代、20代なら超攻めの、
フットワークも超軽い、
イノベーティブな日常を、、、

30代、40代なら攻めながらも
したたかにイノベーティブを起こす日常を、、、

50代、60代ならより自由に
経験を豊かに生かしつつも、
変化を意図した日常を、、、

70代、80代なら、さらに自由に
悔いなく好きなことに取り組む日常を、、、

送るよう意識するとよいと思います。

老婆心ながら。

 

90代は?

90代はなんでもいいです。
お迎えももう直ぐやってくることだし。

家族に迷惑かけようがなにしようが
好き放題、ルール無視で行きましょう(笑)

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!