2021年7月22日

何も問題のない社会が存在しない理由

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

いよいよ東京オリンピック・パラリンピック2020が開催されますね!
江上は「無事に終われ!」と叫んでいます(汗)
ほんとうに・・・。東京都の新型コロナウィルスの感染者(陽性者)数の報道をみると、
無事に終わってくれることを祈るばかりです。

さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「何も問題のない社会が存在しない理由」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

何も問題のない社会が
なぜ存在しないのか?

昔も、今も、
「問題は山積している」と
新聞は書き、アナウンサーは眉根に
しわを寄せます。

 

で、事実その通りなんです。

 

100年前も、1000年前も、2500年前も、
その時代の人々は「XXXが問題だ!」と
嘆いている。

 

「若者はバカだし、世間を知らないし」
「老人はいつも変えようとする者の邪魔をする」
「どいつもこいつも役に立たない」
「神は人間の有様を見てお嘆きだ」

 

歴史上のあちこちで、世界中のあちこちで、
同じ繰り言を述べている。

で、何も問題のない社会があったら。

で、そんなもの存在したためしがない。
なぜ、存在しないのか?

 

それは、人間が生きること自体が
「問題を発見し、嘆き、解決する」
ことだからだ。

問題を見つけること、イコール生きること。

そういう動物。

問題がない、人間として生きていない。

神さま?

という眉に唾するような結論に
今朝達しました。(笑)

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

私たちは、教育の中で・・
「問題には答えがある」「答えはたった一つだ」
「正しい答えを素早く出すことが良い」
と思って成長してきました。

しかし、実社会に出て思うのは、
「答えはひとつじゃない」
「そもそもどれが問題か分からない」
「正しい答えは無数にある」
「素早く答えを出して大失敗も数多くある」
ということです。

私は、自分の中に、
つい正解を探してしまう習性を感じて
悲しくなってしまうことが多々あります。

そう、答えはひとつじゃないし、
かといって無数にあるわけでもない。

また、その答えは、
私たち人間の欲望や習性を
変数として代入しないと
とんでもない答えを導いてしまう。

それはそれらの変数を
ほぼ無視してつくられた社会主義的な国が
おおよそ失敗に帰したのでも明らかです。

私たちは、いま
答えのない世界に向きあっている。

ま、ずっと人間は、
そうだったと言ってしまえば
言ってしまえるのですが(笑)

それでも答えの出にくい難問が
ゴロゴロと転がっているのが
現代社会です。

そのときに必要になる能力が
この答えの出ないことに
向きあう能力です。

つまり、少なくとも私が受けた
小中学校から大学までの教育で
その能力のことを伝えくれたものは
無かった。

乱読しながら触れた本の中の一節に、
その能力のことを記したものは
あったかもしれませんが。

現代は、私たちの「半径3m」以内の問題は
そのほとんどが解決されています。

生活の不満、不便、不安に関することです。
もちろん、ディティールの問題は残っています。

その問題が解決されていない地域もありますが、
それでも解決の方向にあると言っていいでしょう。

残されたのは「半径6371kmの問題」、
地球規模で人類社会全体で
解決しなければならない問題、です。

それは、私たちの
ビジネス上の課題ともリンクします。

その課題を解決するにあたって
喫緊に求められる能力。

今週のヒマラヤFMは
その能力のことを話しています。

ぜひ!お聞きください。

今週のヒマラヤFM
第200回 答えの出ない事態に耐えうる「能力」について
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/141659736

 

 

次回の更新もお楽しみに!