2024年6月22日

人類の最終テスト

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「人類の最終テスト」
というテーマでお話しします。
 
最近週末に連続してお伝えしている、
人間の歴史の最終章!
 
これまでのテーマはこちら↓
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・〈第一弾〉人類はなぜアフリカを出て世界へ散っていったのか?

・〈第二弾〉人類は農耕を始め文化を生み出しはじめる

・〈第三弾〉人間が集住し、都市が始まる

・〈第四弾〉人類は「実験」と「検証」を繰り返している
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最終章、それでは早速どうぞ!
 
 


 
 

先週まで・・・
 
人類は出アフリカから
「拡散」→「定着」→「実験」→「収束」→「検証」を
数万年単位で行っている。
 
そんなイメージをお伝えしました。
 

これは、一定の条件下で
「人間が生きるとはどういうことか」
その可能性を追求する「実験」です。

地球上のあらゆる土地で人類は
無数の実験を繰り返してきました。

 
 
「拡散」と「収束」は
デザイン思考で言うところの
アイデアが生成される過程そのものです。
 
500年前に始まった大航海時代から
私たち人類が、6万年をかけて
「人が生きる」とはどういうことなのか、
各地で実験した結果を持ち寄り、
その可能性を検証しているのです。
 
ということは、
1995年に始まったインターネット革命、
2023年頃から本格化した生成AIも含めて
いまも大航海時代だと言うことができます。
 
結果を持ち寄っているわけですから。
 
「何が私たちにとって最良のものなのか」
「人類が統合するためにどんな文化が最良なのか」
そんなことを探し続けている500年なのです。
 
こうした視点から見ると
産業革命以降に誕生したテクノロジーは、
すべて「収束」の文脈に収まります。

交通機関、そのためのテクノロジーや
インフラはすべて「収束」のため。

 
 
そして「コンピュータ」「インターネット」「AI」
の誕生は、人類が、物理的統合の段階から、
心理的統合の段階に入った、ということを示しています。
 
大航海時代から20世紀前半までは
物理統合の革命であり、
「コンピュータ」「インターネット」「AI」は
心理統合の革命です。

人類は心を正面から考える時期に
来ているのだとおもいます。

脳科学や心理学、行動経済学の発達は、
その大きな印でしょう。
 
 

地球温暖化、
資本主義の限界露呈、
宗教間の対立・・。

私たちが創り上げたものが
私たちを苦しめるという状況。

なんか、おかしい!!

この状況を解決するために
最終テストに臨んでいるのが
今という時代の
私たちなのかもしれません。

 

個人的には、このテスト
落第点をギリギリまぬがれて
なんとかパスすると思っています(笑)

ガンバレ、人類!!

落ちるなよ~

とりあえず週末連続配信してきた
このシリーズは、いったんここで終了です。
 
 


 
 

いかがでしたか。

急速なテクノロジーの発展や
人類や環境に迫る破壊的な変化。
本当に現代は、
人類史上類を見ないほどの時代の転換点を
迎えていると思います。

その転換点に
しっかりと向き合わなければなりません。
 
次週もお楽しみに!