2020年8月21日

パンデミック後の方程式とは?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上は、
先日、都内で10数名を相手に
ビジョンづくりのセッションを行っていました。

今日のコラムでは、そのときにセッションとは関係なく、
ふと思い出して話した「パンデミックの後」について
お伝えします。

それでは、早速。

 

 

100年前のパンデミック。

スペイン風邪は1918年~1920年、
当時の世界人口の三分の一、5億人が
感染したと言われています。

第一次世界大戦の終結が早まった、
と言われるほど猛威を振るったのです。

 

20年代はアメリカでは
「ローリングトゥエンティ」と言われる
経済が勃興し、ジャズが流行り、
アールデコがもてやされる狂騒の時代です。

 

精神的には、戦争とパンデミックの
反動が来たんですね。

わ~、騒いじゃえ~。

その時の時代の雰囲気を写し取ったのが
F・スコット・フィッツジェラルドの傑作
『グレート・ギャツビー』です。

村上春樹さんの翻訳や映画でも有名です。

 

で、この狂乱は1929年10月24日、
暗黒の木曜日Black Thursdayに始まる
世界大恐慌で終わりを告げます。

 

1930年代後半まで続いたこの大恐慌は
ドイツではヒトラーを生み、
日本では大陸進出を目指すようになります。

苦しくなっちゃったんですね。

そして、1939年には
ドイツ軍がポーランド侵攻。

1941年12月8日には日本軍が
マレー作戦と真珠湾攻撃を行い、
第二次世界大戦を引き起こすのです。

 

一連の流れは以下のようになります。

パンデミック → バブル → 恐慌 → 戦争

なんだか方程式のような感じ。

 

いま、強烈にGDPなどの数字は悪いのに(戦後最悪に近い)
株価は高止まりという不思議というより
異常な市場になっています。

官製相場で必死に買い支えているのでしょうか。

素人なので確かなことは分かりませんが。

 

いずれにしても、これが下落し始めると
恐慌的なものがやってきます。

その後に、戦争、ということに
ならなければいいな、と心から思います。

もし、そうなるとしたら
中東と東南アジア、東アジアは
戦争の舞台となる可能性が高いからです。

 

方程式で表すなら今回は、、、

バブル → パンデミック → 恐慌 → 戦争

、、、、の可能性がある、ということです。

 

だから「軽くしていく」ことは
コロナであろうがなかろうが
私たちが心掛けるべきこと、です。

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!