2024年8月31日

世界のためにルールメイカーになる

シェア ツイート  B! はてブ Google+ Pocket

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「世界のためにルールメイカーになる」
というテーマでお話しします。
 

それでは早速どうぞ!
 
 


 
 

欧米の戦略は
一貫して「私ファースト」。
 
上手にずらしながら
分からないようにルールを
変えていく。

 
 
パリ五輪のスポーツクライミングで
身長154cmの森秋彩が
クラミングのスタート位置に
届かないというハプニングがありました。
 
私個人は、これも
「私ファースト」のルール変更の
ひとつだと捉えています。

身長が低い選手の
たぶんギリギリのところを計算して
出したスタート位置だろうと思う。
 
 

昔、日本のノルディックスキーは
萩原健司が無敵を誇りました。
 
前半のスキージャンプで
他の選手に大差をつけて、
後半の距離は逃げ切るスタイルで
勝っていたんですね。
 
で、そっとルール変更がされた。

ジャンプポイントの換算比率が
変更されていくんですね。
 

1992年の
アルベールビル五輪では
1ポイント6.7秒だったのが
五輪開催ごとに下げられて・・。
 
2006年トリノ以降は
1ポイント4秒に
なってしまったのです。

スキージャンプでも
「身長+80cm」というスキー板の長さが
「身長×146%」に変更された。

これも身長の低い日本人に
不利なルール変更と言われたものです。
 
 

日本人に不利というよりは
自分たちに有利なように
少しだけルールをいじる。

あるいはスタンダードを決める。

これはすべての分野で
欧米がやっていることです。

 
で、悪意をもってやっているというより
そうやって世界を動かしていくことが
彼らにとっては当たり前で、常識的。
 
ルールメイカーが最終的には
世界を動かすことを知っているだけ。

 
 

日本人、根幹を握って
ルールをつくる場に居ることを
まずはやらなくてはならない。

世界をよりよくするために。

中国やロシアなどを除けば
世界中の国と対等に話せる
数少ない国のひとつなのだから。

 
 

 
 

いかがでしたか。

ルールテイカー(ルールを守るひと)から
ルールメイカー(ルールをつくるひと)になる。

スポーツだけでなくビジネスのシーンまで。
優れた技術やポテンシャルを持っていても、
ルールによって打ち砕かれてしまう不条理を
変えていくときが来ている。

 
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!