2022年9月27日
アニマルスピリットを絶やさないために〜ビジネス戦略塾 第262回
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日は、ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が音声にて
「アニマルスピリットがある事業とない事業の違い、
そして、アニマルスピリットは何に由来するか」について
お届けします。
前回のケインズの遺言かも?〜ビジネス戦略塾 第261回にも
触れていますので合わせてお楽しみ下さい。
それでは、早速、江上鳴風のメッセージに引き続き、
お聴き下さい。
★
前回のテーマは、
アニマルスピリットでした。
動物的衝動。
ケインズ先生は、
これがないと「事業は死ぬ」と
言っているのです。
マクロ経済学を生み出した
そのご本人が、ビジネスは仕組みとか
資本とか人材とか市場とかの前に
まずは動物的衝動がないとダメだよ!
とおっしゃっているわけです。
このことの重みを
わたしたちは考えなければなりません。
わたしが過去クライアント訪問したときに
体験したことです。
会議に出席する方たちが
ほとんど能面のような表情で
こちらの提案にあまり興味を示さない。
すべての物事を前例主義で進めて、
突出することを極端に嫌う。
過去の成功事例にこだわり、
新しい提案でもそちらに寄せようとする。
自分から意見を言うことはめったになく
求められたときは当たり障りのないことを言う。
提案の些末なところにこだわって
全体の中で、それが何を意味するかを
まったく考えない。
もしくは考える志向を持ち合わせていない。
あるオーディオメーカ―と
あるオーディオ&カーナビメーカーが
そうでした。
ひとつは倒産し、
ひとつは香港の会社に身売りしました。
ニュースを聞いたとき
さもありなん、と思った次第です。
たぶん、会社全体から
アニマルスピリットが失われ、
虚脱したような状態になっていたのでしょう。
そうした情熱を沸かせるカルチャーも
だいぶ前に火を消していたはずです。
そして、アニマルスピリットを持った
有為の人たちは早々に
会社を去ったに違いありません。
それはエンジンで言えば
ガソリンのようなものです。
RPGなら「HP」
生命力を表します。
アニマルスピリットのあるなしで
どのように違うのか?
アニマルスピリットは
何によって担保されるのか?
・・・を語っています。
第262回の放送テーマは、
「アニマルスピリットを絶やすな」
です。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第262回 アニマルスピリットを絶やすな
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*江上鳴風(えがみなりかぜ)とは、
江上隆夫の筆名、雅号のひとつです。
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