2020年9月22日

「わかりやすさ」と「わかりにくさ」

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
ヒマラヤFMにて音声で
「わかりやすさ」と「わかりにくさ」についてお伝えしています。

今回はいつものブランディングの話題ではありませんが、
メッセージに引き続き、お楽しみ下さい。

それでは、どうぞ、お聴き下さい。

 

 

え~、突然ですが

この本、読んでも
おれにはぜんぜんわからなかったから
最低★1つ評価!

そういう批評が
よくAmazonのブックレビューに
あります。

この場合、
今の自分に「わかる」か、
「わからない」か。

それだけが評価基準です。

すごいなあ、と思います。

この「星ひとつ」さんは、
そうやって自分の理解の範疇だけで
生きていくことになんの恐れも、
痛みも、疑問も、もたないんだなあ、と。

まるっきり
「井の中の蛙」症候群の
ある意味、典型例。

ま、いま適当に名づけたんですが(笑)

この症候群にかかると

「わかりやすさ」だけを求めます。
「わかりやすさ」にすぐに飛びつきます。

「わかりやすい」って最高だよな!
「わからない」って最悪!最低!

化学調味料だらけの
コンビニ食になれきった舌には
昆布とかつおで採ったお出汁は
あまり美味しく感じません。

デリケートで、複雑で、純粋な味を
受けつけなくなっているんですね。

 

確かに、
わかりやすい味ではないんです。

ケミカルな味になれていると。

薄味に感じていようがない。

旨さが滅茶苦茶わかりにくい

でも、ケミカルな食を止めて
シンプルな本物のお出汁の味になれてくると
東京のお椀と、京都のお椀の
美味しさの違いに気づけるようになってきます。

 

「わかりやすい」大事です。

でも、そればかりを求めない。

もやもやとした
「わかりにくい」場所に留まること。

すっきりしない五里霧中の道を
歩き続けること。

 

あなたが、
次のステージへ本気で進みたいのなら
「わかりにくい」ことを
大事にすることから始めてください。

 

▼第157回「わかりやすさ」と「わかりにくさ」
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/115852475

 

いかがでしょうか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。