2024年12月7日

猫を見送る

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ふだんはブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
ビジネスに役立つお話をしていますが、
今回は最近の出来事からすこし思いをお伝えします。

 
 


 
 
17年いっしょにくらした猫が
亡くなりました。
 
あごにできた腫瘍に気づいたのが
ほぼ1カ月と少し前。

歳だから歯が悪くなったのかな
と思って獣医さんに診てもらったら
悪性の腫瘍でした。
 
 

2週間ほどで
病状は急速に悪化しました。

顎の腫瘍のせいで日に日に
餌が食べられなくなっていったのです。

最後の1週間は注射器など
あの手この手で食べさせ、飲ませ。

でも劇的に量は少なくなり。

最後の3日間ほどは
水も餌も要らないという仕草を
見せて。

最盛期には8キロ以上もあった体重も
3キロ台ではないかと思うくらい
やせ細りました。
 
 
静かに自らの死を悟って
死に場所を求めていたのか
亡くなる4日前、3日前は
突然、玄関に行き「外に出して!」
とばかりに鳴いていました。

家猫だったので
家内が抱いて庭に
数分間出しただけでしたが。

 
 
亡くなる前日には
フラフラのからだで立ち上がり
お風呂へと向かいます。

小さい頃、お風呂場で
水と遊ぶのが大好きだったことが
記憶から甦ったのか。

お風呂のフタの上に
ベッドをつくってあげて
そこに横たえると荒い息で
もう目には力がありません。
 
それでも、見守れるようにと
場所をリビングに移すと
今度は最後の力を振り絞るかのように
デスクの下に潜り込みました。
 
 
その翌日、私は仕事で出かけて
いっしょに居ることはできませんでしたが
会社を休んだ娘と家内が看取りました。

17時過ぎに
大きく2回息をして逝ったそうです。
 
 
悲しいのはもちろんなのですが
沸いてくるのは感謝の気持ちです。
 

私たちといっしょに
暮らしてくれて、ありがとう。

どれほど笑ったか。
 
どれほど癒されたか。
 
感謝しかありません。
 
 
亡くなって、まだ7日。

たった、それだけしか経っていないのに
何年も前の出来事のように感じます。

腕の中にあるあたたかみと、
やわらかい重さを
遠い昔の記憶のように感じます。
 
 


 
 
一緒に過ごした大切な時間と記憶は、
誰にも何にも傷つけられることなく、
永遠にともに。

すべての人のすべての大切な存在がちゃんと
そばにあって寄り添っているのだと思います。

ではまた次回のブログで。