2024年7月20日
ビジョンの見つけ方
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「ビジョンの見つけ方」
というテーマでお話しします。
それでは早速どうぞ!
★
いま、友人の新しい事業の
ビジョンをつくる手伝いをしています。
昨日、カフェで話をしていて
訊かれたのが、どうしてそうした
ビジョンのようなものが導き出せるのか、
ということでした。
私は、何か特別なことを
しているわけではありません。
特別なツールがあるとか、
特別な考え方やアプローチがあって
やっているわけではありません。
そんなものは「ない」のです。
数十年以上、さんざん探しましたが、
いまのところ「ない」(笑)
見つかっていません。
私が行っているのは以下の4つのことです。
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1)会話をする
2)考えていることを書き出してもらう
3)アウトプットされたものを整理する
4)そこに共通する要素を見出す
—————————————————-
たった、これだけでです。
これはたった1人のビジョンでも、
10万人の企業のビジョンでも
それを導くための基本の構造は同じです。
私がいつも思うのは、
ビジョンなどのフィロソフィー、
あるいはコンセプトは
もう、その人の中に、その企業の中に
眠っています。
ただ、日常の仕事でやらなければならないこと、
あるいは私的な用事や、さまざまな感情で
心が占拠されているので、
それがそうした夾雑物に埋もれて
見えなくなっているだけ。
だから行うことは余分なことを
どんどん捨てていって
最後に何が残るのかを見るだけです。
「どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。
それを発見するのが彫刻家の仕事だ」
とミケランジェロは言ったそうです。
私がやっていることは、
こんな歴史上の大芸術家に比すべくもありませんが
でも、本質的にはいっしょ。
ビジョンやコンセプトは、そこにある。
ただ、まわりを取り囲む余分な要素をノミで削り、
内部にある像を見つけるのです。
だから、創るのではなく「見つける」です。
創作や作成、制作ではなく
「抽出」ということばを私は使います。
「整理する、共通する要素を見出す」
丁寧に行えば出来ない人はいません。
ぜひ、トライしてみてください。
ただし、以上のことを
しつこく、しつこく、やる必要はありますよ(笑)
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いかがでしたか。
じぶんのことはなかなか見えないからこそ、
難しいことでもありますよね。
でも、すでにじぶんの中に眠っているのだ。
そう思うと、希望が見えてきます。
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!