2022年9月2日
蛹と「分かる」
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が、
虫!?に触れながら「分かる」についてお伝えします。
それでは、早速。
★
昆虫は成虫のなるために
蛹を経なければなりません。
脱皮や蛹は彼らが次のステージに
行くために必須の物理的なジャンプです。
決死のジャンプでもあります。
昆虫は蛹になるとき、
じぶんのカラダに酵素を放出します。
するとどうなるか?
蛹の殻のなかで幼虫の細胞は
そのほとんどが
ドロドロに溶けてしまうのです!
特定の筋肉と神経システムしか、
残らないのです。
イモ虫のスープ!
つまり、彼らはいったん
すべてを溶かして、ほぼ完全に一から
成虫としてじぶんを再構築するのです。
そのイモ虫スープを使って。
そして成虫になると
形態から、行動から、食べるものまで
すべてが変わってしまいます。
これが「飛躍」です。
人にも起こります。
すべてが一瞬で変わる。
変わるのは「精神」ですが
精神的な動物である人間は「分かった」途端、
その前後ではまったく違うものになります。
仏陀の悟りでは
とらわれた思考の蛹のカラを脱ぎ捨てて
精神の大きな飛躍が起きました。
ビフォーとアフターでは
彼はまったく違った人間です。
旧来の人間観、宇宙観から
脱出したわけです。
あなたの中でも、私の中でも、
人間や宇宙に関して「分かる」という
大きな飛躍が起きる可能性があります。
「分かる」ということは
私たち人間にとってはイモ虫から蝶への
飛躍に当たります。
そういう意味では、わたしは
子どものころから法外に分かりたい!!
と思って生きてきた。
いまだに小さな小さな「わかる」で
終始してはいるけれどwww
「分かる」を大事に。
★
いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランド戦略に
お役立て下さい。
引き続き、今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
★
今週も、しつこいwww
「失敗の本質」を取り上げます。
https://onl.tw/PXzJyNK
6回目です。
放送のテーマは大きく
戦略上の敗因から
組織上の敗因に変わります。
どっちかというと
こっちが根深いのです。
戦略が組織を生み出すわけではなく
組織が戦略を生み出すわけだから。
組織の成り立ちそのものに
戦略を機能させないものが
ビルトインされています。
そういうことです。
そして、日本軍と私は地続き。
日本軍といまの日本も地続き。
日本軍といまの日本の組織も地続き。
私たちの祖父母、先祖と
私たちが地続きであるから、これは必然です。
だから「失敗の本質」に書かれていることは
すべてに既視感、デジャビュ―があります。
日本軍は、おおよそは日本人で構成されていた。
それは日本のエートスでできているわけです。
このシリーズでは触れませんが、
私たちは日本そのものの研究をしなければ
日本人そのものをテーマにしなければ
ならないのですね。
デカい宿題です。
第258回は「組織上の敗因を見てみよう」から・・・
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第258回 歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その6
<組織上の敗因を見てみよう>
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*江上鳴風(えがみなりかぜ)とは、
江上隆夫の筆名、雅号のひとつです。
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次回の更新もお楽しみに!