2024年5月18日
寿司屋が海を守る日は来るのか
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「寿司屋が海を守る日は来るのか」
というテーマでお話しします。
それでは早速どうぞ!
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お寿司がとても高くなっています。
特に東京のTOPクラスのお店。
たぶん一人5万円オーバーを
覚悟しないと
食べることができません(><;
景気がよくなったわけでも
インバウンドで
上げているわけでもありません。
原因は魚の高騰です。
それには物流費の高騰や
諸物価の高騰もからんでいますが
いちばんの原因は魚が取れないこと。
魚が居なくなっていること、です。
優良なネタは極少なく
争って取り合いで買われるために
さらに値段が高騰する。
で、不思議に思うことがあります。
なぜ、お寿司屋さんは魚の資源保護や
海を守る活動をしないのだろう、
ということです。
いまだけ、たまたま獲れなくなってきた、
ではないのです。
海洋資源は乱獲と、気候変動によって
獲れるものが全く獲れなくなったりしている。
たとえばするめイカは日本全国で
記録的な不良が続いている。
イカそうめんが夢になる日が
来るかもしれない。
サバ、サンマ、サケ、イカナゴなども、
漁獲量が減少しています。
特に秋サケ、サンマ、スルメイカの
三大回遊魚は記録的な不漁が続いています。
魚種によってはそうじゃないものも
あるかもしれませんが。
お寿司屋さんの首は閉まってきている。
そのために動いている人は居るのだろうか。
動いているお店はあるのだろうか。
自然の恵みがベースの商いです。
滅びゆく伝統芸能のように
鮨、寿司文化が消えないことを祈ります。
数少ない取り組み店のひとつ。
大森海岸 松乃鮨
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いかがでしたか。
時代は変化している。
少しずつ、少しずつ変化しているものもあれば、
劇的に変化しているものも。
そして、気づいたときにはもう遅いということに。
変化に敏感になること。
なにより行動すること。
ゆでがえるにならないよう、
自戒の念をこめて。
そして、日本の寿司が食文化として
続いていくことを祈ります。
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!