2021年4月1日
価値観とホットリスト
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日は4月1日、新年度。
あちらこちらで桜が満開の便りが届いていますね!
その一方で、
「東京、2週間後には
1日1000人の予測。
飲食業の方々に
酷とは思いながら、
せめてお花見シーズンまで
延長していれば。
結局、、、、
解除、宣言、解除、宣言の
ループにはまっている。」
と、江上は憂いています。
しかし、事務局としては、
年明けからほとんど休日返上の江上所長も憂いています。
好きな仕事とはいえ、もう少し身体を労ってほしいものです。
さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「価値観とホットリスト」についてお伝えします。
それでは、早速。
★
新しい勉強を
始めるということは
いろいろ見方を知る
ということです。
「じぶんの価値観の発信で
同じ価値観、違う価値観の人を
ふるいわけていく」
というのがあります。
価値観というのは、
一種のバイブレーションのようなもので
その振動数に合わない人は
2つの方向に分かれます。
ひとつは
その価値観から離れていきます。
類は友を呼ぶし、
合わないものは離れます。
ただ、この価値観を合わせるには
違う原理も働いていて。
たとえば、
バラバラのリズムで刻ませている
たくさんのメトロノームは
不思議なことに
徐々にリズムが合ってきて
最後は完全にリズムが一致してしまいます。
映像で見ると驚きます。
https://www.youtube.com/watch?v=suxu1bmPm2g
価値観も
一種のバイブレーションです。
独自のリズムなのです。
合わないものは弾き飛ばす。
しかし、このメトロノームの
映像を見ると
怖さを感じます。
なぜなら、リズムが
だんだんピタッと合っていくようすは
ひとつひとつのメトロノームが
自分のリズムを失っていく過程にも
思えるからです。
つまり、
ファシズムの原理のようにも思えるし、
人間がいかに左右されやすいかが
このリズムの一致に
隠されているようにも思います。
この逆を考えると
違う価値観をいかにやわらかく
受け止められるか、なんですね。
違う価値観をたくさん含みこめるほど
その価値観には包容力があるといえます。
そうした価値観の中で
巨大なものが宗教でしょう
もちろんカルトにもなる
危険性は十分にありますが、
たくさんの人が
納得できる価値観を
提供することに成功すると
巨大なビジネスが立ち上がります。
そうではないやり方もあります。
もっとゆるいんだけど、
でも、それが大好きという人を
小さく集めるというやり方です。
小さなビオトープ(生態系)を
いくつも作っていくイメージです。
私たちがビジネスをイメージするなら、
通常は、こちらの方がやりやすいでしょう。
あなたの価値観にぴったり合った人を
1000人集める。
その1000人があなたのファンであるなら、
そして、ずっとファンであり続けるなら
あなたは一生食べるつづけることができます。
わずか1000人です。
私の知人に、わずか1600人ほどの
コミュニティを運営して
会社を立派に軌道に乗せている女性がいます。
これを行うにはあらためて、
1)ビジネスの目的(立ち上げの理由)
2)あなたのビジョン(未来像)
3)あなたのミッション(使命)
4)あなたが大事にしていること(道徳観)
5)付き合いたい人(仲間)
・・・をはっきりさせる必要があります。
そして、これらの価値観を
折にふれて発信する必要があります。
この発信で蒸留されてきた人は、
あなたのファンになる可能性が
とても高い人です。
大切にしてください。
これを「ホットリスト」と言います。
あなたに
共感するファンだけが載った
リストです。
WEBでは、これが最大の財産です。
そう、売り上げより何より
★
いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。
引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。
★
ブランドには
スピードがあります。
スピード?
そう、速さです。
コミュニケーションの速さです。
これは、できるだけ
早い時期にコミュニケーションしなさいとか、
コミュニケーションそのものの
物理的スピードを速くしろ!
という話ではありません。
そうではなくて
ブランドをどう届けるか、
その届け方の問題なのです。
まあ、ちょっと分かりにくいですよね。
このスピードが
なぜ問題になるかというと
人は理解するまで
待ってくれないからです。
駅で自分の制作した
巨大なポスターが貼られていて、
それをどれくらいの人が
どれくらいの時間、見てくれるか?
実際に30分ほど
観察したことがあります。
まあ、見ません!(笑)
ほとんどの人は見ないんです。
0.4秒以内に興味を引かせるとも言います。
だから、見て、理解してくれるだけでも
ブランドのコミュニケーションとしては
大したものなのですが。
コミュニケーションのスピード、
ものすごく大事です。
分かりやすく解説しています。
今週のヒマラヤFMは以下から、どうぞ。
第184回ブランディングの作法-その12 ブランドにはスピードがある
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/133761042
★
次回の更新もお楽しみに!