2022年6月26日
両利きの経営って何ですか?
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が、
米国の経営学者が提唱する「両利きの経営」、組織経営論についてお伝えします。
それでは、早速。
★
しばらく前から「両利きの経営」
ということばを聞くようになりました。
これはアメリカの経営学者の
チャールズ・オライリー教授が
提唱する組織経営論です。
既存事業を推し進めながら、
柱となる新規事業を探し育てることに
挑戦する経営手法のことを言います。
でも、この「既存事業」と「新規事業」は
往々にしてぶつかり合うんですよね。
既存から見れば、
あいつら新規は金ばかり使って
ちっとも儲からないじゃないか
・・・となるし。
新規側は、
もう先が見えている事業じゃなく
新しいビジネスを開拓しないと終わりだ
・・・と息巻きます。
このぶつかりがちな、
矛盾するどっちもをきちんと行う。
それが「両利きの経営」なんですね。
そして「両利きの経営」は組織論なのです。
組織構造やカルチャーのどっちもを、
同時に出来るように変えていくこと。
面白いのは、
この両利き経営を進めるステップは
インナーブランディングのステップと
ほぼ同じなんですね。
どちらもTOPや経営層の意識と
一般従業員の意識をどのように変えていくか
にフォーカスしているのです。
どちらも現状を乗り越え、
未来に向かう組織をどうつくり、
ビジネスを進めるかが目的。
インナーブランディングは
最終的にブランドが形作られるかに
フォーカスしているだけで
組織が変わることを意図するのは
同じなんです。
組織の変化の2つのポイントは
TOPの意志と、小さなアーリーサクセス。
意志を発信し、言行一致で行動する。
小さな成功を積み重ねる。
どんな組織も、これで少しずつ動きだします。
★
いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランド戦略に
お役立て下さい。
引き続き、今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
★
ファーストフードの店に行くと、
「〇〇セット」という
お徳用セットがあります。
マクドナルドでいえば
朝マックのエッグマフィンセットみたいな。
吉野家であれば
朝牛セットのような。
単品ではなく併売を仕掛けて
売上を伸ばすやり方です。
売上を伸ばすといった意味で
実はブランドにも「〇〇セット」
というのがあります。
これは併売ではなく。
ユーザーの記憶のセットの中に
自分のブランドを入れ込んでおく。
そんなやり方のセットです。
これを「エポークト・セット」と
いいます。
そんなの聞いたことない・・・。
確かに聞いたことない人が
多いかもしれません。
でも、これ、とても重要なんです。
なぜなら、毎度話しているように
ブランディングは「記憶のマネジメント」。
記憶から呼び出せるか、どうか。
記憶セットにセッティングされているか。
売上はここにかかっているからです。
聞きなれない、でも重要な
「エポークト・セット」のことを
今週の音声配信でお伝えしています。
以下からどうぞ!!
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第248回 エボークト・セットに入るブランドになる
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https://anchor.fm/narikaze-bis
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https://stand.fm/episodes/62ae
■第1回から第212回までの音声配信全番組は以下のヒマラヤF
「Egamingのあなたもブランドになれる!パーソナル・ブラ
https://www.himalaya.com/album
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次回の更新もお楽しみに!