2020年11月26日

どうしたら「幸せなフロー状態」に入れるのか?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
幸せについて一つの在り方をお伝えします。

それでは、早速。

 

 

一流のスポーツ選手がいう状態に、
すべてがゆっくりに見える状態、
というのがあります。

 

打撃の神様と言われた
昭和の名監督川上哲治さんは
「ボールが止まって見える」
と言いました。

F1で名声を欲しいままにした
アイルトン・セナも
時速300kmで走っているのに
最高の状態の場合は
「すべてがゆっくりに感じる」
と語っていました。

 

この時間間隔がゆがむ状態を、
みなさんご存知のように
「フロー状態」といいます。

 

Flowです。

 

流れる、流れ出る、
わき出る、流れるように動く、
すらすらと流れ出る。

「豊かにあふれるように
なめらかに流れる」という様を
伝えることばです。

この状態になると
行っていることと意識が一致します。

さらに自意識が消滅します。

没我の状態です。

 

スピリチュアル的なことばを使えば
外的な世界と内的な世界が溶けあう、
「ワンネス」の状態になるということです。

そして時間感覚がなくなります。

何かに集中していて
アッという間に時間がたって
しまったという経験は
誰にでもあると思います。

いろいろなレベルがあると思いますが、
人間はフロー状態になるように
創られているということですね。

 

この状態になるには
いくつかの条件があります。

まず、挑戦することに関しての
自分のスキルがぎりぎりの状態。

つまりあまりに高い目標でもなく、
でも、それほど低い目標でもなく。

そういう状態が必要です。

ゲームを行う場面を想像してください。

簡単にクリアできるゲームに
人は熱中しません。

飽きてしまうのです。

熱中できるゲームは
ある程度の難易度があり、
知力、反射力、集中力を
要求されるゲームです。

RPGなどは、序盤は入りやすく、
ゲーム世界に慣れてもらうように創られ、
徐々に難易度を上げて、
スキルのぎりぎりを使わなければ
クリアできないように設計されています。

つまり、自然にフローに導かれるように
設計されているのです。

自分のスキルでぎりぎりのことに
挑戦することは「フロー状態」を
もたらすことが多いのです。

この状態にあるとき
人は「不安」を覚えます。

面白いことに、この不安と、
挑戦とスキルでの葛藤が
続いているときに
私たちは「フロー状態」に入るのです。

そして「不安」が克服されて
「達成」が見えてくると、
私たちはコンフォートゾーンに入ります。

 

さらに、コンフォートゾーンに
入っていくことで
「フロー状態」は終わります。

このフロー状態にあるとき、
そしてそれが終わったときに
人は「幸福感」を感じます。

「私は、いま充実している!」
「面白かった!楽しかった!」
と感じるのです。

 

ということは幸福を感じるには
「フロー状態」を頻繁に起こせばよい、
ということになります。

どうすればいいのか?

RPGといっしょです。

自分の挑戦のレベルを
少しずつ、少しずつ上げていくのです。

クリアしたら、
次の「不安」を覚えるレベルへ。

それが、どうも、
人生を充実させ、
楽しむコツのようです。

 

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いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!