2024年4月20日

昭和風コロナ対策本部について

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「昭和風コロナ対策本部について」
というテーマでお話しします。

 
それでは早速どうぞ!
 
 


 
 

今日たまたまコロナ対策の
専門家委員会で委員長を務めた
尾身茂先生の話を聴く機会がありました。
 

印象的だったのは
コロナ対策の話そのものよりも
立ち上げた対策本部の写真でした。
 

比較で見せてくれたのは
韓国のコロナ対策本部。

それは小さな体育館ほどの大きさの部屋。

壁の一面は巨大なディスプレイになっており、
そこに感染の最新状況がデータとして
刻々と映し出されています。

各人はブース形式でデスクに区切られており、
作業に集中できるようになっています。

いかにも効率的かつ情報の共有がなされている。

最新の巨大オフィスといった体です。

まさにデジタル時代の対策本部です。

 
 

片や、日本の対策本部。

厚労省の天井が低く狭い一室。

たぶん24,5人も入れば満員に
なってしまうような狭苦しい部屋。

そこに大きな長机が2つあって
その両わきに事務用のいすが並んでいる。

人がそのデスクの両わきに張り付いている。

デスクの上には書類が乱雑に置かれ、
腕まくりしたコロナ対策の専門家が
FAX!!!で送られてくる
手書き!!!のデータを集計している。

確かに、そんな光景を
2020年のニュースなどで
ちらりと見かけたような記憶があります。
 
 
しかし、これは
まるで昭和50年代、60年代の光景です。

愕然とするというのは
こういうことを言うのでしょう。

笑うしかありません。
 
東アジアで、この状態だったのは
日本だけだったそうです。

台湾、韓国、香港、シンガポール。

どこも韓国と同じような本部を
構えていたそうです。

 
 
専門家の方たちは前回のSARS騒ぎの後、
厚労省にこのような施設が
必要になることを提言していたそうです。

しかし、何も変わっていなかった。

まったく何も実行されていなかった。

 
 

この国を率いていくのは官僚や政治家です。

彼らを劣化させてはならないのです。

この国の未来が本気で心配になります。
 

う~ん、また愚痴ってしまったwww
 
 


 
 

いかがでしたか。

AIやロボティクス、ゲノム編集といった
テクノロジーの急成長期において、
国家をあげた対策本部の姿が
「腕まくりをしながら、狭苦しい室の長机で
FAXからの情報を手書きで集計する」
だったとは…!

驚愕です。
 
日本からデジタル庁がなくなるとき、
DXされた社会がやっと
そこにあるのかもしれません。

 
ではまた次回のブログ更新もお楽しみに!