2021年11月30日
無自覚の前提を「問い」で壊せ!
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、音声にて
デザイン思考の発想のステップを豊かなものにするには問題定義のステップで、
どのように問いを設定すればよいのか、
についてお届けします。
こちらの「デザイン思考」シリーズ
デザイン思考 アメリカ型とヨーロッパ型の違いから
デザイン思考、最初の共感ステップで行うことは?
デザイン思考でもっとも大事なステップはどれ?
デザイン思考~問いの質を上げることの重要性
の続きです。
まだお聴きになっていらっしゃらない方は、
合わせてお楽しみ下さい。
メッセージに引き続き、お聴き下さい。
★
私たちは「無自覚の前提」を
前提に生きています。
たとえば、まったく意識しませんが
無数の前提があります。
空気は自由に吸えるし、自由に吐ける。
私たちはことばを使えば分かり合える。
学校には通わなければならない。
食べ物はスーパーに行けば買える。
仕事でも、日常でも
いままでそうであったから、というだけで
繰り返されてきたことは「前提」化していきます。
これが悪いわけではありません。
あらゆる前提を疑っていたら
私たちは日常生活を送るのに、
いちいち立ち止まって考えなければなりません。
めちゃくちゃ面倒くさい。(笑)
だから、そういうことを行ってくれる
哲学者という職業が用意されています。
「我思うゆえに我あり」とかって
ある種の真理、超前提に気が付いて
面倒くさいことを考えてくれるわけです。
しかし、私たちが何かを発想しようとしたときに
この前提が思い切り邪魔をします。
前提を疑わないことを出発点にすると
「改善」の発想しか出てこないからです。
それも、まだ明確な前提、見えやすい前提なら
少しは疑う余地があるのでよいのですが
「無自覚の前提」となると厄介です。
これを壊す、強力な武器が
「問い」なんですね。
上手に問いを設定してあげると、
私たちは発想をどんどん広げていくことができます。
アイデアを考える鍵は「問い」にあります。
アイデアのブースター。
常識を壊すダイナマイト。
イノベーションの起動装置。
それが「問い」です。
今週もデザイン思考の「問題定義」、
「問い」の設定の仕方を話しています。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第219回 デザイン思考 その5. 問いの質にこだわれ!
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*江上鳴風(えがみなりかぜ)とは、
江上隆夫の筆名、雅号のひとつです。
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