
2026.07.25
京都祇園祭で感じたこと
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「京都祇園祭で感じたこと」
というテーマでお話しします。
それでは早速どうぞ!
★
先日、京都の祇園祭を
妻と初めて訪れました。
いわゆる前祭(さきまつり)というやつで、
宵山(よいやま)、
山鉾巡行(やまほこじゅんこう)を
体験するためです。
京都でいつも驚くのは
ふつうの民家が、いわゆる都心に
数多く残っていることです。
実は名古屋も少々残っているのですが
東京や大阪などは
都心ではあまり見かけません。
京都の繁華街の裏手の町には
しっかり生活の匂いがあって
暮らしの息遣いがあります。
ただ、祇園近辺、八坂神社の近辺は
インバウンドのせいか
古い家々が取り壊された
更地が広がるようになりました。
資本の論理です。
儲かる方にお金が流れます。
風情などにはお金は流れないのです。
ま、それはさておき、
宵山では20基以上ある山鉾を
各町内で見ることができます。
3~4基も見ることができれば、
と思っていたのですが、
10数基も見ることができ、
さらに山鉾で上がらせてもらったり。
重要文化財にもなっている杉本家に
上がらせてもらって屏風祭りと言って
家財をまつりのときに展示する催事で
いろいろな屏風や掛け軸を観ることもできました。
祇園祭は869年の疫病鎮め「祇園御霊会」が
起源で、ほぼ1150年の歴史があります。
杉本家は、江戸期の呉服商「奈良屋」を
創業した杉本家の住まいで、
京都市内でも最大級の京町家です。
2010年に大店の典型的な建築事例として
国の重要文化財に指定されています。
どんなに東京ががんばったとしても
この「時間の積み重なり」を
買うことはできません。
これだけは資本の論理が通用しないのです。
東京はせいぜい400年。
京都は平安遷都から1200年。
3倍の時間資産を持っています。
価値を流すフローだけではなく
価値を見極めてストックする。
こういうストックする
町、地域、社会は強い。
世界中から訪れたくなる価値を
いつも間にか宿しています。
★
いかがでしたか。
生成AIの登場によって、
誰もが瞬時にクオリティの高いアウトプットを
安価に、短時間で、大量に量産できるようになりました。
だからこそ、江上が先週末体験した京都のように
紡いできた時間の積み重ねが
これからの自体は強いブランドになる。
そこでしか折り重ならなかった
偶然の産物や非効率でさえ、
どこにもない価値を生み出していくのだと思います。
国内外の人々を惹きつける魅力を持つ京都。
そこには、これからを生き抜く
ブランドの真の価値のヒントが
隠されているようです。
それでは
次回のブログ更新もお楽しみに!
