2020年9月30日
世界のジョークに見る日本人
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムは、ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「世界のジョークに見る日本人」から、
こちらの記事の続きで日本式システムについてお伝えします。
それでは、早速。
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さて、ずっと停滞をもたらしている、
<日本式システム>を
どのように変えていくのか。
テーマは日本式システムの欠陥と
そのクリアすべき方法の考察です。
システムは、
最も負荷がかかったときに
そのシステムの欠陥が
露になります。
だから、このコロナの時期、
日本式システムの脆弱性が
バレバレになっています。
まとめると以下のようなものでした。
日本式システムが持ってない、
もしくは、その在り様が
非常に頼りないものばかりです。
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(1) スピード
(2) リーダーシップ
(3) 組織の自律性
(4) 自己変革力
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今回は、ちょっと別の視点で
私たちのことを見てみましょう。
世界のジョークに見る私たちの特質です。
青いキリンのジョークを
ご存知でしょうか?
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ある酔狂な大富豪が言った。
「もしも青いキリンを私に
見せてくれたら莫大な賞金を出そう」
それを聞いたそれぞれの国の人たちは
こんな行動をとった。
イギリス人は、
そんな生物が本当にいるのかどうか、
徹底的に議論を重ねた。
ドイツ人は、
そんな生物が本当にいるのかどうか、
図書館へ行って文献を調べた。
アメリカ人は、
軍隊を出動させ、
世界中に派遣して探し回った。
日本人は、
品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、
青いキリンをつくった。
中国人は、青いペンキを買いに行った。
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*「世界の日本人ジョーク集」より
早坂隆/中央公論新社(2006年)
各民族の特長を
よく言い当てていると思います。
ここから見える日本人像は
よくも悪くも生真面目ということに
尽きます。
もう一つ「緑色のきりん」という
ここから派生したと思われる
ジョークがあるんですが、、、、
そのジョークの場合は、
「日本人はDNAの研究を始めた」
になっています。(笑)
あまり乱暴な行動はしない。
ウソは嫌い。
ただし、冒険もしない。
これもちょっと有名なギャグ。
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●至難の業
国際会議において有能な議長とはどういう者か。
それはインド人を黙らせ、日本人を喋らせる者である。
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*「世界の日本人ジョーク集」より
むかし昔、30歳そこそこの頃、
イタリアとの仕事に携わったことがあります。
その打ち合わせでミラノに行き、
取材をしたり、日本でイタリア人と
打ち合わせをしたりしましたが、
英語がからっきしだったので、
会議では黙っていることしか
できませんでした。
そうすると会話しないものは
居ないも同然、無能だと見なされる
ということを嫌というほど
分からせられました。(笑)
シリコンバレーで英語ができない者は
「賢いサル」扱いになる、
と聞いたことがあります。
酷い話ですが、英語が
「リンガフランカ」世界共通語なので
しようがない(と思いたくないですが)
のでしょう。
その続きのようなギャグ・・・
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●抗議
ある時、アメリカの新聞が
「日本人は表現が曖昧で、
何を言いたいのかハッキリしない。
日本人は堂々と主張のできない民族だ」
という題名で特集を組んだ。
数日後、日本人らしき人物からの投書があった。
それにはこう書かれていた。
先日の貴誌の記事についてですが、
より幅広い議論を検討していただいた上で、
前向きに善処していただければ幸いと存じますが、
いかがなものでしょうか。
匿名希望
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*「世界の日本人ジョーク集」より
不思議なことに日本人と中国人、
たぶん欧米人から見たら、
ほとんど同じに見えるはずなのに
その性格は正反対。
片や、徹底な自己主張。
よくも悪くも主張しまくる。
謝らない。
私たちは、逆のようです。
おおよそ。
ということは自分が何を望んでいるのか、
曖昧にしていることが多いのではないか。
意見を交換し、すり合わせることに
エネルギーを注いでいないのではないか。
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●軍隊比較
世界最強の軍隊とは?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵
では世界最弱の軍隊とは?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵
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*「世界の日本人ジョーク集」より
兵は強い、錬磨された
イメージなんですね。
しかし、
参謀(つまりリーダークラス)が
ダメだと。
たぶん、ジョークに
なっているということは
定説になっているということです。
コロナ禍での全国の知事の
動き方、判断、対処スピードを見ると
優秀な人はある程度推測できます。
この上層部が問題なのは、
私たちの民族性から来るのでしょうが、
これは、私たちが取り組むべき
重要なテーマです。
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いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!