2020年8月26日

リーダーとボスの大きな違いについて

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

毎日のように米国の大統領選挙関連の
話題が報道されていますね。

米国と関係の深い国、日本。
どちらが次期大統領になるのか大きな影響があります。
どのようなリーダーシップを自国に、世界に発信していくのか。

今日のコラムでは、ブランド戦略コンサルタントの江上が、
まさに「リーダーとボスの大きな違いについて」
お伝えします。

それでは、早速。

 

 

最近知った、
第26代アメリカ合衆国大統領だった
セオドア・ルーズベルトの言葉。

 

People ask
the difference between a leader and a boss…
The leader works in the open,
and the boss in covert.
The leader leads,
and the boss drives.

 

リーダーとボスの違いは
何かと問われれば、

リーダーの仕事は開かれているが、
ボスの仕事は隠されている。

リーダーは導くが、
ボスは強いる。

 

経営者、
組織の長、
政治家、、、

およそリーダーシップを
発揮すべき立場にいる人は
ボスであってはならない、、、

ということだと思います。

 

私は、前職を辞める直前、
強烈なボスの下に居たことがあります。

クリエイティブ部門の改革を
引っ張った人でしたが
突如、取締役を降りて
会社を辞めてしまいました。

実際は、辞めるよう
勧奨されてのことでしたが。

 

ボスの組織は
いずれ、そのボスが居なければ
動かない組織になります。

ボスを動かすために
ボスが気持ちよくあるための人間だけが
ボスのまわりを固める。

猿山のサル状態になります。

そうするとボスは気持ちよくなりますが
ボスが判断するための情報は
ボスのまわりからだけの情報になります。

情報の量も、質も、格段に落ちます。

 

つまり、判断の質が落ち、
ロクでもないフィードバック・ループしか
回らないため、組織が悪化していきます。

強権は当初はいいのです。

しかし、いずれ組織を蝕みます。

 

あなたの仕事は開かれているか。

それとも隠された中で、
あなたは仕事をしているのか。

少し考えてみてください。

オープンな場こそが
問題解決の能力が高い場です。

 

リーダーの仕事は
問題を解決すること。

どうも、ボスの仕事は
問題解決した俺を褒める体制をつくること、
のようです。

 

オープンな組織の歩みは、遅い。
圧倒的な強権の歩みは、速い。

その当面のスピードは
ボス組織の方が圧倒的に速い。

お隣りの大国を見れば分かります。

でも、その組織が存続し、
長く繁栄するのか、メンバーは幸せか、
という視点で見たら、、、、

ボス的組織はダメだという事が
歴史が証明しています。

あなたは、迷うことなく、
リーダーを目指してください。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!