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日本を元気にするために「変態活用」を!

2025.06.28

日本を元気にするために「変態活用」を!

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「日本を元気にするために『変態活用』を!」
というテーマでお話しします。

それでは早速どうぞ!
 
 

 
 
1980年代から1990年代初頭にかけて、
「経済一流、政治三流」とよく言われていたものです。
 
最近は「経済三流、政治三流」。

失われた30年は40年、50年と伸びそうな気配。
 
 
幸いそれでも伸びているものはあります。

日本発でいま世界的に通用するものといえば・・・
 
・アニメ&マンガ(ジブリアニメ, 鬼滅の刃、ONE PIECEなど)
・ゲーム(任天堂・ソニー・カプコン・スクウェアエニックス)
・一部のJ-POP(YOASOBI、Ado、Creepy Nuts、米津玄師、藤井風etc)
・和食(寿司・ラーメン・天ぷら)および日本中の食
・素材、装置産業
・侘び寂び、ミニマリズム、禅
 
 
日本発でいま世界的に通用しないものといえば・・・
 
・家電
・半導体
・ソフトウェア&サービス
・ITシステム
・金融システム
・農業
・ほかもろもろ
 
 
どうも参入障壁が低く、
放任主義で過当競争が起きやすい場所で
日本の強みは育つのではないか。
 
ブレア政権の「クールブリタニア」政策を
マネっ子した「クールジャパン」作戦は
大して成功したように見えないのですが、
コンテンツは面白いものが育っています。
 
ミシュランの星の数、世界一は
食への参入障壁の低さと過当競争ゆえです。

放っておけば日本人は「シナそば」を
無数のバリエーションを持つ
ラーメン“文化”にまで高めていまいます。
 
花を生けることに道が付き、
ただのお茶を飲むことに道が付く。

「道」にまで高めてしまう性質。

放っておけば、ね。
 
 
規制を多くして保護すると
その分野はとたんに力を失っていきます。
 
金融、農業、半導体・・・。

まあ「大店立地法」のように規制を外し過ぎて
地方の商店街をすべてシャッター街に
してしまったものもありますが。
 
 
どう規制するのかではなく
どうその分野における活力を引き出すか。
 
日本人の「とことん性」
極限まで突き詰める変態的な性質を、どう活かすのか。

そのステップをどう設計すればいいのか。

日本復活というより日本を元気するキーワードは
「変態活用」だと考えます。
 
 

 
 
いかがでしたか。

日本人には遺伝子にパワーが宿っている。
とことん、とことん。
変態的にですね。
 
それでは、次回のブログ更新もお楽しみに!