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執筆スタイルの話「祈りながら書く」と「折伏」

2025.10.11

執筆スタイルの話「祈りながら書く」と「折伏」

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回、ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
最近まで取り組んでいた執筆のお話をします。
 
それでは早速どうぞ!
 
 

 
 
自分の4冊目の本を書いていて
気づいたことがある。
 
それは「書くスタイル」のこと。

スタイルとは、本を
「読者にどのように届けようとしているか」
です。
 
 
たとえば、私の知り合いの
あるベストセラー作家さんは
「祈りながら書いている」という。
 
どうか、この願いが読者に届きますように
どうか、この思いを読者が分かってくれますように。
どうか、この祈りが読者を幸せにしますように。
 
そうやって書いているし、
そのアプローチが文体にもにじみ出ている。

 
 
本を出す場合、自分が書いた文章を
何度も、何度も読み返すことになる。

今回もたぶん300ページ超の
文章13万数千字を少なくとも7~8回は
読み返している。

その読みかえしの中で
4冊目にして初めて何となくの
自分のスタイルに気づいた。
 
 
どういうスタイルかというと
「説得」です。

そうじゃなくて、こうなのよ。

そう考えると、ここが矛盾するでしょ
だから、ほら、こう考えてみたら。

いま、こういう風にみんな考えるけど
でも、これってこっちから見ると違うよね。
 
早い話、
「お願いだから分かってちょーだい」調(笑)

硬いことばで言えば「折伏」です。
(しゃくぶく)

Wikiによると仏教用語で
「悪人・悪法を打ち砕き、迷いを覚まさせること」
だそうで。

私の場合、そんな威勢のよいものではなく
一人、辻説法に立って
「みなさん、真実はこうなのです」
と必死で説得しているイメージ。

腰を折り、伏してお願いする感じで
書いていることに気づきました。
 
 
ブランド戦略コンサルタントを
名乗りながら初めてブランドを
テーマにしたのですが・・・
 
きょうは、
新著『スロウ・ブランディング』の
章タイトルをお伝えします。
 
第一章 ブランドという現象
第二章 ブランドを生み出すために
第三章 ブランディングのための9つのヒント
第四章 存在論のブランディング
第五章 ブランドの未来
 
スロウが、なぜ、このファストの時代に
有効なのかを解き明かし、
さらに有効な4つの事例(第四章)と
その先のブランドの未来を予測しています。

結論は「スロウがいちばんファスト」(笑)

ほんと「なんじゃい、そりゃ~」
と言われそうです。
 
Amazon予約もまだ始まっていませんが
メルマガ読者にはまっさきにお知らせいたします。
 
 

 
 
いかがでしたか。
 
事例だったり、作り方の話だったり、
ブランドってさまざまな本が出ています。
でも、どこかわかったようでわからないところがある、
と思いませんか。

『スロウ・ブランディング』は
そんなビジネスマンに、ぜひ読んでいただきたい本。
ブランドどいう靄に包まれたものが、
捉えられるようになります。

そして、どこを目指せばいいのかが
見えてくるようになります。

 
それでは、発売をお楽しみに!