BLOG

ブログ

ポンコツ会議の撲滅方法について

2025.06.11

ポンコツ会議の撲滅方法について

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「ポンコツ会議の撲滅方法について」
というテーマでお話しします。

それでは早速どうぞ!
 
 

 
 
日本企業における仕事時間の割合は・・・
 
クロスリバー社の2022年の
17万人に対する調査だと・・・
 
1)社内会議  45%
2)資料作成  14%
3)メール処理  9%
4)その他   32%
 
つまり、乱暴に言ってしまえば
本来の仕事をしている時間はどこ?

というくらい会議が多い(笑)

 
 
この原因のひとつに日本の、
合意形成文化があります。

「みんなが納得しない」と
物事を前に進められない。

これがあることで
さらに「意思決定の遅さ」と
副産物が生まれます。

そして、合意形成文化と並走しているのが
各現場に「権限移譲」がなされていないことがあります。
 
 
その結果・・・判断、遅せえ。

いちいち本社に聞く。

社長でさえ決断せずに幹部会に諮る。
(お前の仕事は決断することだろうがよ)
 
こうしてシリコンバレーで
コラボするのを嫌がれられる
日本企業が生まれるわけです。

 
 
とりあえず会議を変える提言を以下3つ。
 
 
1)会議は「意思決定の場」だと定義する

・会議の進行ルールを明確化する
・雑談禁止(いきなりスタートをくせづける)
・最初にゴールを明確化して進行
・資料は例えばアマゾン流に1ページぽっきり
・課題や方向性は事前にあぶり出して共有しておく
・基本1時間以内 時間制限を徹底して司会者で切り回し 
・紛糾したら論点を明確にして再度会議設定
・議事録はAIに作らせて自動共有
 
 
2)クソ会議を止める

・すべての会議をゼロべースで見直し
・例えば月の会議目標時間を設定、実時間を計測する
・ムダが多い会議はとりあえず廃止してみる
・議事録ストック共有BOXで情報共有
・ただの事前情報は社内SNS、動画で共有
 
 
3)会議と対話を分ける

・クリエイティビティが必要なものは会議とは呼ばない
・対話(ダイアローグ)は価値観のすり合わせと定義
・テーマと時間だけを決めてあえてだらだらと
・結論は求めない、しかし認識や違いは浮き彫りにする
・散歩しながらやってもよい
・お茶、ごはん食べながらもOK
・しょっちゅうじゃなくたまにやる
 
 
こう書いていて、今は香港企業のもとで
再生途中の某AVメーカーの会議に
出席したときのことを思い出しました。
 
何の生産性もなく、
メンバーの発言も覇気もなく
アイデアもない、時間ばかり使うクソ会議の典型。

ああ、この会社潰れるな~。

本気でそう思いました。
 
その数年後に
実際にそうなっちゃうんですけどね(笑)

 
 
会議を見れば、会社が分かります。
 
良い会議を作りましょう!
 
 

 
 
いかがでしたか。

「この件、一旦確認してからまたお返事します」
そんなセリフで会議が終わること、
結構ありますよね……。

会議は情報共有の場ではなく、
意思決定の場。
そして、その会議のゴールはどこか、
何が決まったら終わりにするか。
まずは、それを明確にしておくだけで、
結構変わりそうな気がします。

 
それでは、次回のブログ更新もお楽しみに!