
2025.12.27
「ドン・キホーテ」と日本の未来
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回はブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
『「ドン・キホーテ」と日本の未来』
話をしたいと思います。
その前にお知らせです↓
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それでは、本題へどうぞ!
★
中から見ると
「どうしようもない」
外から見ると
「凄い!宝の山だ!」
売上2兆円企業になったドン・キホーテは
創業時の店の名は「泥棒市場」。
工場の裏口に置いてある“ゴミ”を
格安で買ったり、タダでもらって
売っていたそうです。
要は当人たちには無価値なものも
見方を変え、客層を変えれば有価値。
これが他で見かけない面白い商品が
ドン・キホーテに多い理由です。
さらに「圧縮陳列」で店を商品ジャングル化し、
「POPの洪水」で買い物をエンタメ化した。
そう考えると・・・
いまの日本は、
「泥棒市場」がやってきて買っていく
この工場のような状態であり。
さらに、その価値に気づかない
工場主のような状態だと言えそうです。
外から見るとあちらこちらに
「宝の山」が連なっている、この国。
明治維新、第二次世界大戦を経て
営々と積み上げ、磨いてきたものって
本当に凄いものがあるのです。
気づいていないのは私たちなのですね。
この「宝の山」に気づき、活かせる
日本と日本人になってほしいと思います。
つまり、「ドン・キホーテ的視点」を
持つということです。
それには積極的に「学ぶ」ことと
「外の視点で中を観る」ことが必要です。
ボ~~っとYouTubeを
見ている場合ではないのです。
気をつけようっと(笑)
★
いかがでしたか。
ホットドックの棒にこびりついた部分だけとか、
きくらげだけ乗った丼ぶりとか、
ドンキホーテの「偏愛めし」、
話題になることも多いですよね。
偏愛めしのステートメントが書かれた文章の中に、
「みんなの75点より誰かの120点」とあります。
創業当時からのルーツが表れているような言葉。
誰かにとってはゴミに見えても、
誰かにとっては宝になる。
見方を変えるだけで、宝は現れる。
そんな視点を、
ドン・キホーテから学びたいところです。
それでは、またの投稿をお楽しみに!
