2023年3月18日

自分を理解すること

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今回は、ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「自分を理解すること」についてお話しします。

あなたは、自分のこと理解できていますか?

 


 

自分を理解する。

けっこう簡単そうでありながら、
実際はもっとも遠いものに感じます。

 
いまは自分の声を聴く機会は
いくらでもあります。

わたしの場合23,4歳まで
自分の声を客観的に聞く機会は
そうはありませんでした。

自分の声を録音して
わざわざ聞くことはなかったからです。

 

当時、私は、住んでいた愛知の街の
シティガイドのようなものに
ポピュラー音楽の解説のようなものを書く
連載コーナーを持っていました。

ある年末にその年の音楽界を
総括する対話を載せよう、
ということになりました。

それで、その原稿の素となるものを
大学のジャズ研の後輩を誘って録音したのです。

まあ、この録音、聞くのが
苦痛でしかたがなかったのを思い出します。

 
なぜなら、その対話の相手は
まごうことなく「わたし」だったからです。

得意げに内容のない
うすっぺらなことを話す
若い男の鼻声・・・。

その声の主が自分だったからです。

おお、気持ち悪るっ(笑)

 

でも、その気持ち悪い声は
対話の相手が聞くリアルなわたしの声であり、
話し方、話す内容も含め
「わたし」そのものなのです。

ただ、その時、その自分には、
その声はかなり受け入れがたかった。

かっこ悪いなあ、このオトコ・・・
すごく残念な気持ちになったのを思い出します。

 

いまは不思議なことに、このメルマガで
毎週ポッドキャストを届けています。

時間が経つうちに、その気持ち悪い声とも
徐々になじんできたのです。

徐々にというより、実は、
ある時から一気に平気になったのです。
 

理由のひとつは「声に慣れた」。

もうひとつは無意識下で、そういう自分を
あきらめ、ゆるした、のではないか
と思っています。
 
もう、しょうがねえ、と(笑)
 

自分を理解するとは
こんな風に「あきらめ、ゆるして」いく
過程かもしれないな、と思うことがあります。

小さいことも、大きいことも。

 

 
いかがでしたか。

あきらめ、ゆるす。
決して簡単なことではないですが、
これができたらいろんなことが円滑に回り出すかもしれません。

ではまた次回の更新もお楽しみに!