2022年8月19日
戦争と経営
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上鳴風が、
戦争と経営というテーマで「大義」について触れ、お伝えします。
それでは、早速。
★
たとえば
NHKの大河ドラマを
見ていると
「大義」ということばが
良く出てきます。
「大義名分が立つ」
というふうに使われますよね。
行為のよりどころとなる
正当な理由づけがある、
という意味です。
たとえば戦争。
どの時代のどんな戦争にも
この「大義」があります。
ただ、むやみに戦争を仕掛けたり
攻撃するわけじゃない。
そういう意味で戦争には
「大義」同士の戦い、
という側面があるのですね。
ロシアのウクライナ侵攻にも
ウクライナ東部州の
ロシア系住民を守る
という「大義」があります。
ウクライナの反攻には
主権を侵害したロシアに対し、
国とウクライナ人を守る、
という「大義」があります。
「大義」では、
ほぼウクライナの勝ちですが。
「無理が通れば道理が引っ込む」
いまはそんな状態ですね。
でも結局はみんなが正しいと思う
「大義」の方向に物事は流れる。
歴史を見ると、
無理が通れば道理が引っ込む時代は
それなりにあります。
でも、結局は「無理」
つまり「理(ことわり)」が「無い」ので
ダメになっていく。
宇宙は完全に「理(ことわり)」
つまりロジカルに、法則通りに動いています。
地球自体もそうですが。
水は下に流れ、リンゴは木から落ちます。
ノンロジカル、ノン大義なものは
かならず破綻します。
そういう意味では私たちは
ずっと安心していていいのです。
「パーパス経営」
企業にとっての大義名分を
掲げる経営が広がっています。
その大義は自分たちに
ふさわしい理をもっているか。
ふさわしい中身になっているか。
ふさわしい深さを幅であるか。
徹底して吟味しないと
足をすくわれます。
「大義」にはそれくらい
巨大なパワーがあります。
★
いかがですか。
ぜひ、貴社の、あなたのブランド戦略に
お役立て下さい。
引き続き、今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
★
今週の放送も、しつこく、しつこく
「失敗の本質」を取り上げます。
https://onl.tw/PXzJyNK
ほんとに我ながらしつこいwww
下手をすると、あと5~6回
取り上げることになるかもしれません。
私は、どマゾではないけれど
欠点をこれでもかというくらい
しっかり見ないと反転はできない、
と思っているタイプ。
己を知ることは、
兵法の第一でもあるし。
さて。
失敗には原因があります。
勝てなかったということは
勝てない原因が明確にあるわけで。
そこを見ないことには
反転攻勢はできませんよね?
だから、嫌がる人の鼻の先に
クサヤを持っていくようなことを
やっているのですwww
今回の放送のテーマ、敗因は、
「短期決戦の戦略志向」になります。
「失敗の本質」を読んで
いつも思うのは・・・
旧日本軍の上層部の方たちは、
なぜに、このように戦略的に考えることが
無茶苦茶に出来ない方々だったのか?
・・・ということです。
日本軍は兵の練度
つまり訓練されている度合は
素晴らしいわけです。
それはアメリカ軍も重々分かっている。
だけど上層部がオンボロ。
すっごく乱暴に言ってしまうと、
抽象思考で、自分の利害を離れた
大局的な見地からモノを見ることができない。
状況をコンセプチュアルに捉えて、
その状況を脱するアイデアを
生み出すことができない。
情報を読み解きながら
何を為すべきかをロジカルに
組み立てることができない。
ところどころにそういう志向の人は居ても
なぜか、そういう人は出世できない。
責任ある地位に就けない。
これがビジネスで、自分の会社のことだったら
私なんかは、すぐにこの会社辞めちゃいますねwww
だって潰れるでしょう、こんな会社。
日本軍、よく4年も持ったなあ、
というのが正直な感想です。
なにせ、
こんなジョークがあるくらいです。
世界最強の軍隊は?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵士
世界最弱の軍隊は?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵士
困ったもんだ。。。
第256回は以下から
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第256回 歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その4
<短期決戦の戦略志向>
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*江上鳴風(えがみなりかぜ)とは、
江上隆夫の筆名、雅号のひとつです。
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「Egamingのあなたもブランドになれる!パーソナル・ブラ
https://www.himalaya.com/album
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次回の更新もお楽しみに!