2020年10月23日
アフターコロナ、ブランドの生き残り方法
こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日のコラムは、ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「アフターコロナ、ブランドの生き残り方法」をお伝えします。
最近のコラムでは、飲食業を応援して、
★コロナ禍を生き延びるための飲食業継続のアイデア38選ーその1
★コロナ禍を生き延びるための 飲食業継続のアイデア38選ーその2
★コロナ禍を生き延びるための 飲食業継続のアイデア38選ーその3/最終回
でお伝えしました。
今回は、アフターコロナ、全体的なお話になります。
それでは、早速。
★
コロナ以後の世界で
生き残る方法を
ひとつだけ伝えます。
短くしか言わないので
よおく聞いてください。
「自社の定義」を変えてください。
もう、一回言います。
「自社の定義」を変えてください。
もう少し詳しく言うと
「自社の事業を再定義」してください。
いま、世界中に車メーカーが
たくさんあります。
これらのメーカーが
自動運転が普及する時代になっても
自分たちのことを
「自動車製造販売会社」だと
定義していたらどうなると思いますか?
そう、潰れるんですね。
自動車は移動インフラになります。
高級車とかスポーツカーは趣味で生き残り、
大衆車を買う人は激減します。
たとえば
カメラのフィルムは
かなり高度な化学技術がないと
つくれない製品でした。
コダックや富士フイルムなど
せいぜい世界で数社でした。
でも、デジタルカメラが普及しだして
これらの会社の業績は
急激に落ちていったんです。
もう、坂を転げるように落ちた。
世界最大のフィルムメーカーの
コダックは自社の定義を変えませんでした。
富士フイルムは決死の覚悟で
自社の定義を見直し、
事業を再編しました。
コダックは潰れ、
富士フイルムは生き残りました。
フイルムの名称は社名に残していますが
フィルムの売り上げは1%にも満たないはずです。
文化事業として継続しているだけです。
環境が変わりつつある。
その時、ブランドが、企業が、
取り組まなければならないのは
「自分たちの再定義」なのです。
激変した環境の中で
私たちは「何者なのか」。
答えを見出したところは
生き残れる確率が
はるかに高くなります。
やってみますか?
★
いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!